暁～小説投稿ｻｲﾄ～:関西納豆第二章

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関西納豆

第二章
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「特に大阪はな」
「その大阪が特にな」
　里子は枝豆とビールを楽しむ夫に言った。
「納豆嫌いやな」
「それはその通りやな」
「お豆腐はよお食べるしそれにな」
「今食べてるこれやな」
「枝豆も食べるのに」
　それなのに、とだ。里子は首を傾げさせつつ言うのだった。

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