プロローグ
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突然だけど私は転生者というやつらしい
そのことに初めて知ったのは14歳の時でしかも漫画やアニメ、厨二な知識は思い出せたのに自分に関する記憶だけが思い出せなかった。
最初は自分が何者なのかという悩みに苛まれたものだけど、本当に悩んだのは気が付いた半年間だけでその後は逆に開き直り、そこから使えそうな知識を使って生活していたから前向きな自分の性格には本当に助けられたよ………
そんなこんなでこの世界に生まれてすでに495年という途方もない年月が過ぎ去り………
「全く成長してないよぅ………」
それが今の私の悩み事………
495歳となったのに全く身体が成長していないのだ。
その年齢でも分かる通り私は人間ではない。
"吸血鬼"
それが私の種族の名前。
確かに身の丈に合わないくらいに桁外れの力や魔力、そして回復力を吸血鬼は持ち合わせているし、私がデイウォーカーという太陽の下を歩ける特異な吸血鬼で純血種という稀有な存在なのだからなんだから何かしらの弊害があるものだとは考えていたんだけど………
「10歳から身長が伸びなくなったし、スリーサイズは胸以外は絶望的………というより胸は私の身体が小さいから大きく見えるだけだよね………」
正直に本音を言えば全体的にもう少し大きくなりたかったよ………
そんな訳で私の外見を一言で表すと金髪紅眼ロリ巨乳かな?
い、一応胸はあるんだよ!!胸だけは………
自分で言ってて悲しくなるけどね………
だけど今はそんな話をしてる場合じゃない。
実は今私に一つの試練ともいえる出来事が起きているのだ。
きっかけは………
「いつまでその生活を続けるつもりかしら?」
額に怒りのマークを付け、眉をピクピクと神経質そうに動かしながらこっちを見つめる5歳年上のお姉様からのそんな一言だった。
ここで家族構成を説明しておくと私には先程説明した青髪紅眼幼女なお姉様と完全完璧(オールパーフェクト)で銀髪蒼眼なメイド長に巨大な図書館に住み着いた居候全身紫モヤシ魔女とその使い魔のスタイル抜群メガネ娘な小悪魔、そして24時間フルタイム門番な緑のチャイナ服を着た中国さんがいて、ヨーロッパ圏内のとある場所にある大きな紅い屋敷に全員で住んでいる。
ここで気が付いた人もいるだろうけど自分でも驚いたのだけど私の家族はあの弾幕シューティングゲームの東方Projectに出て来る紅魔組そのままなのだ。
ちなみにあのゲームではあの吸血鬼姉妹の両親は出ていなかったのだけど私のいるこの世界での両親は健在であり、古くから続く貴族の家系なのだけど当主の座をお姉様に譲り渡してから二人仲良く新婚のようなラブラブっぷりを私達に見せ付けて50年
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