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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-1 人の心とは
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いえば……なんであなたはキリト君のことをパパって呼ぶの?
もしかして、その……そういう設定にしたの?」
「……パパとママは、私を助けてくれたんです。
自分たちの子供だ、ってそう言ってくれたんです」
「そ、そう……」
上手く状況を理解できないリーファは再び口を開いた。
「パパたちのこと好き?」
ユイはふいに真剣な表情で真っ直ぐ見つめ返した。
「リーファさん……好きって、どういうことなんでしょう?」
「ど、どうって……」
口ごもるリーファは、少し考えてからぽつりと答える。
「……いつでも一緒にいたい、とか、一緒にいるとどきどきわくわくする……そんな感じかな……」
キリトの顔を見て呟いたリーファは、何を思ったのかはっと息を呑むと、頭をぶんぶんと振ってその思考を追い出した。
それを見たユイが、怪訝そうな顔で首を傾げる。
「どうしたんですか、リーファさん?」
「ななななんでもない!」
リーファが大声で叫んだその途端……
「何がなんでもないんだ?」
「わっ!」
いきなりキリトに話しかけられてその場を飛び上がってしまった。
「ただいま……何かあったのか?」
「おかえりなさい、パパ、
今、リーファさんとお話をしてました。人を好
「わあ、なんでもないんだったら!! さ、先を急ごう!」
照れを隠すかのように足早に歩き始めた。
しかし、キリトは周囲を見渡していた。
「なんか、誰かに見られた気が……ユイ、近くにプレイヤーはいるか?」
「いいえ、反応はありません」
ユイは小さな頭をふるふると横に動かすも、キリトも納得できていないようで、顔をしかめている。
「見られた気が、って……
この世界にそんな第六感みたいなもの、あるの?」
リーファが立ち止まってそう聞くと、キリトは右手で顎を撫でながら答えた。
「……これが中々バカにできないんだよな……」
「ひょっとしたらトレーサーが付いてるのかもしれないし」
リーファが呟くと、キリトは眉を上げる。
「そりゃ何だ?」
「追跡魔法よ。大概ちっちゃい使い魔の姿で、術者に対象の位置を教えるの」
「便利なものがあるんだなあ。
それは解除できないのか?」
「使い魔を見つければ可能。でも、術者の魔法スキルが高ければ高いほど、対象との間に取れる距離も増えるからこんなフィールドだとほとんど不可能ね」
「そうか……
まあ、気のせいかもしれないしな……とりあえず先を急ごうぜ」
「うん」
頷き合い、リーファは先に浮き上がった。
キリトもそれに続き、浮き上がる。
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