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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-1 人の心とは
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か」
2人は翅を鳴らして移動を再開した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その後はモンスターに出会うこともなく、キリトたちはついに古森を脱して山岳地帯へと入った。
ちょうど飛翔力が限界に達し、山の裾野を形成する草原を見つけ、その端に降下する。
靴底を草に滑らせながら着地したリーファは少し伸びをする。
数秒遅れて着地したキリトも同じように腰に手を当てて背筋を伸ばしていた。
「空の旅はしばらくお預けだねー」
「ありゃ、何で?」
「見えるでしょう、あの山」
リーファが草原の先に聳え立つ真っ白に冠雪した山脈を指差す。
「あれが飛行限界高度よりも高いせいで、山越えには洞窟を抜けなきゃいけないの。シルフ領からアルンへ向かう一番の難所。あたしもここからは初めてよ」
「なるほどね……洞窟か、長いの?」
「途中に鉱山都市があるの。そこで休めるけど……」
リーファは左手を振ってウインドウを出すと時間を確認し、頷いた。
「リアルだと今は夜7時……キリト君大丈夫?」
「当分平気だ」
「じゃあ、ここで一回ローテアウトしよっか」
「ろ、ろーて?」
「中立地帯だから、即落ちすることができないの。
だからかわりばんこに落ちて、残った人が空っぽのアバターを守るのよ」
「なるほど、了解。じゃあ、リーファから先にどうぞ。俺は後でいいから」
「じゃあ、お言葉に甘えて。20分ほどよろしく!」
そう言ってリーファはウインドウを出し、ログアウトボタンを押した。
リーファの体だけがその場に残り、キリトは周囲を警戒しながら腰をおろした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
数分後
「お待たせ〜モンスターでなかった?」
待機姿勢から立ち上がったリーファにそう声をかけられた。
「おかえり」
「今度は君の番だよ」
「じゃあ、行ってくる」
キリトは左手を振ってログアウトボタンを押しログアウトした。
ログアウトしたキリトのアバターが自動的に待機姿勢を取ったのを確認したリーファは、キリトの近くに腰をおろし、ぼんやりと空を見つめた。
すると、キリトの胸ポケットからもぞもぞとユイが顔を出し、リーファを仰天させる。
「……あ、あなた、ご主人様がいなくても動けるの?」
「そりゃそうですよー。私は私ですから。それと、ご主人様じゃなくて、パパとママです」
「そう
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