1・始まり
Encounter
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よい』
キリトは認識票をストレージから取り出した。
そこには《黒の剣士》と書いてあった。
すると、キリトの体が不意に光に包まれた。
「うわっ!?」
「キリトくん!?」
光が収まり、キリトの姿を認識したアスナは自らの目を疑った。
アスナの視線の先にいたのは、かつてSAOで最強と謳われた黒い剣士がいた。
「キリト……くん……?」
「あ、ああ」
それから、光が多くのプレイヤーを包んだ。
「なんなの……これ?」
アスナが呟く。
彼女の認識票には《閃光の細剣》と書いてある。
そして、彼女も光に包まれる。
光が収まり、アスナは自身の装備を確認した。
それは、SAOで最強のギルド"KOB"の副団長だったころの装備だった。
『我からの手向けの品は気に入ってもらえたかな?』
クロノスが低い声で言う。
「なんの真似だ?」
キリトがクロノスに聞く。
『これは、我と汝らの戦争じゃ。それなりの装備でないと楽しめん。よって……』
「"カーネージ・アライアンス"!!」
クロノスの話の途中に、一人のプレイヤーがクロノスに向かって、攻撃した。
クロノスはその攻撃を、ゆっくりと躱した。
「ふざけんなよ。こんなことをして、許されると思っているのか!?」
『誰にも我を裁くことはできぬ』
クロノスはそう言って、背景に溶け込むように消えていった。
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