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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第9話『ファースト・アラート』
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 なのはさんとエリオの激突でもの凄い煙幕が上がる。その中からエリオが吹き飛ばされビルの一角に何とか着地した。


スバル「エリオ!?」

ティア「外した!?」


 徐々に煙幕が晴れてなのはさんの姿を表す。平然とその場に浮いている、やっぱり外して最初からかな?


レイジングハート[ミッションコンプリート]

なのは「お見事、ミッションコンプリート」

エリオ「ほ、本当ですか!?」

なのは「ほら、ちゃんとバリアを通ってジャケットまで届いたよ」


 バリアジャケットの胸の辺りを指さすと確かにその部分だけ傷がついていた。
よっしゃ!これで、早朝訓練は終わりか。


なのは「じゃあ今朝はこれまで一旦集合しよ」

全員「はい!」


 そう言って、なのはさんは下に降りてバリアジャケットを解除して俺たちの方に来る。
ふむ、ツインテールもいいがやはりサイドポニーも捨てがたいな…。


なのは「さて、みんなだいぶチーム戦になれてきたね」

全員「ありがとうございます!」

なのは「ティアナの指揮も筋が通ってきたよ。指揮官訓練も受けてみる?」

ティア「い、いえあの戦闘訓練だけで一杯一杯です」


 スバルが「あははは♪」と笑っているとフリードが何かを探すように首を左右に動かす。


キャロ「どうしたの?フリード」

カズマ「なんか、焦げ臭いような……」

エリオ「ホントですね」

ティア「スバル!あんたのローラー」

スバル「え?ああ!?」


 ティアに言われ急いでブーツを脱ぐスバル。


スバル「あちゃぁ……無茶させちゃった」

なのは「オーバーヒートかな?後でメンテスタッフに見てもらお」

スバル「はい……」

なのは「ティアナのアンカーガンも格好厳しい?」

ティア「はい、騙し騙しです…」


 しかし、なぜ俺のは壊れないのだろうか……。


なのは「みんな訓練にも大分なれてきたし、そろそろ実戦用の新デバイスに切り替えかなぁ?」

スバル「新―――」

ティア「デバイス―――」

カズマ「ですか?」









 ◇◇◇◇◇









なのは「じゃあ一旦寮でシャワーを使ってからロビーに集合しようか」

全員「はい!」

カズマ「よし、エリオ。さっさとシャワー浴びるぞ。髪の色素が落ちるまで洗ってやるから」

エリオ「いえ、遠慮しときます」


 俺たちとなのはさんがわいわい騒ぎながら隊舎の入り口付近まで歩いていると前方から黒いスポーツカーが近づいてきた。


ティア「あれ?あの車って……」


 ティアがそれに気付くのと同
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