興味本意
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結局、俺は食堂での一夏や凰達のやり取りをこっそりとアサシンの能力を無駄にフル活用して見ていた。 あれだ、食べ終わったのはいいが、原作のシーンは見たかったのだ
そんなことするくらいならもっと積極的に関わるべきなのだろうかと考えたがもう少し慣れてからでもいいだろう
なんにせよ、もうすぐクラス対抗戦だ。 そのあとは一夏のハーレムが大体揃う。 その頃までに、馴染んでおかないとな
「ふむ、どうしたものか……」
現在、俺は寮の部屋で考え事をしていた。 一夏との試合で使ったミサイルの補充は加賀さんたちの素晴らしい腕前でもうすんでしまっている。 あとはもう寝るだけなのだが、それも時間が早い気もする
つまり俺暇
「あ、そう言えば、今日だっけか?」
確か、食堂で篠ノ之と同室だと知った凰が一夏の部屋に押し掛けてくるはずだ。 それで凰がとんでもない速度でISを一部展開するのだ
「暇だし、見に行くか。 それに、少しは話のきっかけになるだろうし」
多分、一夏の中じゃもう友達なのだろうが、俺としては知り合い以上友達未満の感覚だ。 これを期に、ちゃんと友達になっておくのもいいだろう
「できれば、どっかに遊びにいったりとか、男友達みたいなことしたいよな…」
なんせ、前世でそんな友達がいなかったからな!! 自分でいってて悲しいが
「……!! ……!!」
「お、ここか」
中から聞こえてくるのは篠ノ之の声。 もう凰が来ているのだろう
「まずったな……ちょっと入りにくいぞこれ…」
とはいっても、行動しなければ始まらない。 腹をくくって、俺は部屋のドアをあける。 凰の奴が開けっぱなしにしていたのだろう
「なにやってんだよ、お前ら。 外まで響いてるぞ」
「あ、中! 助かった!」
「ん? 誰よこいつ」
中に入ると、こちらに気付いた一夏が喜びの声をあげ、凰がこちらを不審者を見るような目で……て、待て待て
「教室にいたの、覚えてないのか?」
「興味なかったしね」
マジか。 あれか、一夏のことで頭が一杯だったのかこいつ
さすが、元々IS学園に興味なかったが、一夏の入学を聞いて手のひら返して、軍部を脅してまで入学してきたやつだ。
「……まぁ、いい。 で、なんの騒ぎだ?」
「あ、いや。 大したことじゃないんだが……」
「ちょっと、それどういう意味よ! 」
「い、一夏! この問題は、そんな風にいって良いことではないぞ!!」
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