第02話 オリ主くんとの出会いなの(高町なのは@5歳)
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レートに告げてみる。
「お父さんが怪我をして病院にいるの。。。それでいつ帰ってくるかわからないって。。。
もしかしたら帰ってこないかもって、そう思ったら凄く怖くなったの。。。。周りの子達みたいに楽しそうには遊べないの。」
これが、原作知識なんて当てになるのかさっぱり定かでない代物に振り回された挙句、不安の余り見知らぬ他人に縋るほど落ちぶれた無様なオリ主(笑)の姿なの。笑えばいいと思うの。
そんな情けない私の言葉を聞いた銀髪の子は、初めに酷く驚いたような顔をして、それから深く納得したような顔をしたの。
・・・今なら彼の思考プロセスを結構な確度で当てられる気がするの。
「お前は優しいんだな。」
「に”ゃっ!」なんか変な声出たー!変な声出たー!!高町なのはの体ってどうなってるの?!思考プロセスを当てられぬ気がするの!
「んー、、、そんで、、、、そう、お前はお父さんのことが大好きなんだよな。
だったら、お父さんもそんなお前のことが大好きだと思う。
だから、きっと帰ってきてくれるんじゃないかなー、と、思う。」
・・・ちょっと涙が出そうになったのは、精神が体に(以下略なの!こいつの滅茶苦茶な言葉で泣くとかありえないの!!
そして優しいのはお前だ!余計なお世話だけど!!
反射的に左フックを炸裂させそうになった私にきっと非はないの。ここはNANOHA流のおはなし術で華麗に場を仕切りなおすの。
「ありがとう。でもさっきからお前お前って呼ぶのは止めて欲しいの。「だって俺はお前の名前知ら」なのはだよ!高町なのはっていうの。なのはって呼んで欲しいの。今度は君の番だよ?」
「俺の名前は藤原・・・高貴だ。」
「(神が嫌がらせで付けたような名前なの。)そっか。じゃあコウくんって呼ぶの。よろしくね、コウくん(ニコッ」
割と本心から出た笑顔でそう告げると、銀髪の子は頬を赤く染めて下を向き、ボソリと「なのはと幼馴染フラグキター?!」とかなんとか呟いてくださいました。
あ、ここで転生者だと確定するの?聞きたくなかったの。サッカーに誘おうと思ってたところなのに。こいつの呼称を銀髪の子改め、オリ主くんにしてやるの。
・・・うん、 つ い に 来 た か というショックが現在進行形で自分の心を占拠している。出会いから会話の最中まで「まだ確定じゃない」と引き伸ばし続けた反動もデカイ。
目の前のオリ主くんからは――今のところ――あまり危険を感じないが、「自分以外の転生者」との「ファーストコンタクト」という事実は非常に重大である。
この事実から関連事項と思しきものを列挙してみればその脅威は自ずと明らかになる。
1. この世界には複数の転生者が存在する。
目の前のオリ主くんと私が居る時点で、確定である
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