第四話
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とランダーが眺めていた。
「ほんまかわいいなあ。」
「うん。本当。」
「そーれ。猫じゃらしだぞ。」
はやてと秀太がのんびり眺める中、一誠が猫じゃらしを二匹の前で振った。だが、二匹はじっとそれを見ているだけで全く飛びついてくる様子は無い。
「あれ?おかしいな・・・」
「振り方が下手なんとちゃう?」
「いや。猫じゃらしを振るのに上手も下手も無いと思うぞ。」
微笑ましく遊ぶ三人と二匹。そんな彼らの様子を公園の近くにあるビルの屋上から眺める者が居た。以前、アリアとロッテがホークの家に来た時の様子を覗き見ていた銀髪の少年である。
「さて。じゃあ始めるとするか。最強オリ主による物語の第一話を!!!」
少年はそう言うと、銀色のメダルを二つに割り、公園に向かって投げた。
「皆。そろそろ帰るぞ。」
大分日が暮れてきたので、ホークが三人を呼ぶ。
「「「はーい!」」」
三人はアリアとロッテを抱きかかえると、ホークの下に走る。その時、彼らの目の前に何かが落ちた。
「何これ?」
秀太が落ちてきた物を見下ろす。それは、二つに割れた銀色のメダルだった。それが合計4組ある。
「誰や?こんなん投げ捨てたんは?」
はやてもそれに気付き、拾おうと手を伸ばした。だが次の瞬間、割れたメダルが変化し始める。
「な、何やこれ!?」
はやて達は思わず後ろに飛び退いた。メダルの破片がそれぞれ一つ目のミイラのような怪物へと姿を変えたのだ。
「皆!逃げろ!!」
ホークが叫ぶ。それを聞いた三人は逃げ出した。もちろん、アリアははやてが、ロッテは一誠が抱える。ミイラ達はそれを追いかけようとする。だがその時・・・
「たああああああああ!!!」
「でやあああああああ!!!」
ホークとランダーがミイラ達に殴りかかった。それにより二体が殴り飛ばされて、さらに二体を巻き込んで倒れた。それを見た他の四体はターゲットをはやて達からホーク達へと変更する。
「早く逃げろ!!」
「う、うん!!」
ホークに言われ、その場から逃げ出す子供達。そして、三人の姿が見えなくなったのを確認すると、ホークとランダーはミイラ達に向き直った。
「何者かは知らないが、あの子達に手を出すなら容赦はしない!!」
「その通りだ!!」
そして、二人は腕時計のボタンを押しながら叫ぶ。
「「スーツオン!!」」
すると、二人の姿が光で包まれた。そして、光が収まると彼らの身体にはパワードスーツのような物が装着されていた。
「食らえ!!」
まず、ランダーがミイラのうち一体を殴り飛ばした。ミイラはかなりの距離を吹っ飛んでいったが、地面に叩きつけられた後、直ぐ
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