第百八話 アポカリモン
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ピエモンを倒した瞬間、不意にスパイラルマウンテンが震え出した。
内に孕んでいた何かを吐き出そうとしているかのような。
地響きに似た轟音が迸る。
なのは「何!!?」
賢『皆、気をつけるんだ!!』
大輔『来るぞ!!』
世界を、無限の闇が覆い尽くす。
まず初めに起こったのは、スパイラルマウンテンの消失だった。
ダークマスターズ最後の1人、ピエモンが倒されたことにより、彼が支配していたエリアは音もなく消滅していった。
最後まで残っていたスパイラルマウンテンの螺旋階段のような部品もあっという間に塵と化し、空気に溶けるようにして消えてゆく。
次に起こったのは、世界の暗黒化だった。
ピエモンが消えた直後、デジタルワールドには光が戻ってきたはずであった。
しかし、地響きがしたと思ったら再び闇が侵食を始め、またもやデジタルワールドは暗黒の力に覆い尽くされてしまったのである。
そして、スパイラルマウンテンがひしゃげ、そこに生まれた空間の歪みに、子供達は次々と吸い込まれていった。
歪みの向こうに見えるのは、宇宙空間にも似た暗黒世界である。
大輔『どうやら皆、無事のようだな』
フェイト『うん。咄嗟に進化しちゃったけどね』
確かに周りを見渡すと確かに全員が完全体、究極体に進化していた。
はやて『というかここ何処や?』
スバル『何か変な感じ…』
辺りを見回してスバルが呟く。
赤と紫と青の絵の具を水に溶かして筆で伸ばしたような、なんとも曖昧で遠近感の無い場所だった。
天体のようなぼんやりと光り輝くものがゆっくりと自分達の傍を通り過ぎていくのが見える。
それもなんだかいやに存在感が無くて、ただの背景の書き割りのようであった。
体は常にふわふわと宙に浮いているような感じで落ち着かない。
試しにでんぐり返ったら、上と下の判別が付かなくなりそうだ。
まるで、本当の宇宙のようだった。
マグナモン[恐らくこの闇に終わりはない。まだ倒していない敵がいるからだ…]
一輝『成る程な。ここが最終ステージってわけか』
一輝が言い切るのと同時に何か不吉な何かを感じた。
ベルゼブモン[…そこにいるのは分かっているぞ。出てこい]
どこからともなく、機械の作動音とも人の話し声ともつかない奇妙な音が聞こえてきた。
[そうだ……我が無念を晴らさずにおくものか……。]
その声は、そう言っているように聞こえた。
エリオ『誰だ…?』
アリサ『出て来なさいよ!!』
出現は、何の前触れもなかった。
空間から滲み出るかの如く、現れた存在。
見た目は下半身がキュー
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ