第21話 She is Rana Linchen 5
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顔を作り出し、彼の困った顔を見てやろうと出迎える。
「貴方ね、少し時間に気をつけて……」
「あ、あの、ブリジット先輩?」
だが、そこにいたのはカズトではなく、見慣れない金髪の青年だった。
いや、見慣れないというのは嘘だ。
彼は、そう言えばいつもカズトの隣にいる青年だ。一体何のようなのだろう?
「突然なんですけど、実はカズトが…」
その理由を聞いた瞬間、サテライザーは走り出した。
向かうのは、カズトが運ばれたという医務室だ。
「あれ?貴方は…ああ、カズトくんのご友人の方でありますか?」
待合室に着いたサテライザーに挨拶をしたのは、見知らぬ女だった。
まるでカズトの…か、彼女のように振る舞う女に、内心気が気でないサテライザー。その為、思わず少し威圧的に質問した。
「誰だ、お前は……」
その圧力に、一瞬彼女は怯むが、それも一瞬だ。そして、にっこりと悪意ゼロの笑顔で言う。
「カズトくんの運命の相手でございます。」
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