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エターナルトラベラー
番外 Vivid編 その2
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面をえぐり終息した。

真下を見れば軽くクレーターが出来ている。

「いっ…威力高すぎでしょう…」

しかし、大技は消費も激しいようで、ミウラさんも肩で息をしていた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「大技の連発…流石にやべぇか?」

ヴィータさんがこれ以上の試合は止めようと思案している感じだ。

「まだ…まだもう少しだけやらせてくださいっ!まだ…もう少しだけ、お願いしますっ!」

「…これ以上はダメだってあたしが思ったら直ぐに止めるからなっ!」

「はいっ!」

「リオさんももう少しお付き合いお願いしますっ!」

「はっ、はい…!」

真剣なまなざしで懇願されてあたしはつい了承してしまった。

互いに地面に足を着き、構える。

『ソード・オン』

またしても集束を開始するミウラさん。

「専用デバイスが無いから劣るだろうけれど…」

そう言ってあたしは魔法を行使する。

「あいつ、まさかっ!?」

「集束打撃?」

驚きの声を上げるヴィータさんとミウラさん。

今までずっとミウラさんの攻撃をこの写輪眼で見てきた。

集束方法にその使い方…

魔力を四肢に集束する。

「くっ…負けませんっ!」

「あたしだってっ!」

互いに魔力を集束し、強攻撃の一撃を繰り出すべく互いに駆け出した。







何回、何十回となく打ち合ったあたし達も、ついには魔力と体力の限界が近づいた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「はぁ…うくっ…はぁ…」

互いに息が上がる。

集束攻撃同士の打ち合いは消耗も激しく、お互いの体力を奪った。

「きゅーっ…」

「ミウラっ!」

駆け寄るヴィータさんが倒れこむミウラさんを抱きとめる。

集束攻撃をあたしよりも多く使用した分だけ、ミウラさんの消耗の方が多かったらしく、気絶したようだ。

「悪かったな、今日は付き合ってもらって。お礼はまた今度ケーキでも持って伺わせて貰うから、今日はここまでにしてくれねぇか?」

ヴィータさんの表情は優しいもので、よく頑張ったなと心の中で褒めているのではないだろうか。

「あ、はい」

「なのはも悪かったな。悪いついでにリオの事を送ってくれると助かる」

「あ、うん」

「今日の事でこいつはもっと強くなれる。本当にありがとう」

「協力、感謝する」

そう感謝の言葉を述べたヴィータさんとザフィーラさんは大事そうにミウラさんを抱えると、家路を急いだ。

「帰ろっか」

「はい」

なのはさんに送ってもらって帰路に着いたあたし。

「ねぇ、どうだった?今日の試合」

帰り道でなのはさんい問いかけられた。


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