鴉
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にして時間をかけて培うはずの技術や身体能力を扱えるようになる。簡単に言うと、二つのプロジェクトを組み合わせれば、生まれた直後からエース級魔導師として戦うための“兵器”や“道具”を育成の時間や費用をかけず無限に生み出せるという事よ』
『それではクローン達に人権が無いじゃないか!? クローン達にも普通の人と同じように生きる権利はあるはずなのに、こんな事は非人道的の極みだ!』
「となると、SEEDそのものは量産品に類する物となってしまうな。エレン、この場合はどうしたらいい? 一応残骸は写真に撮って送ったが、これを決定的な証拠とするにはいまいちインパクトが薄いぞ」
『そうですね……SEEDが量産品という事は、それを製造するマザーマシンが存在するはずです。裁判で提出する切り札は、そちらの方を使った方が良いでしょう。サバタ、あなたの存在はアレクトロ社に感づかれてしまいましたが、潜入任務を続行して施設の奥にあるはずの“SEED製造機”を撮影して下さい。警戒は更に厳重となってしまいましたが、大丈夫、あなたならきっとできます!』
「期待が重い気もするが……まぁ、やってみよう。任務を再開する」
通信切断。俺は地下2階の部屋から出て、この巨大な施設に隠された陰謀の源を探し求めるのだった。
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