TURN22
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言い切った。むしろ今の現状やろうな。
「俺達は此処で食い止めて南雲提督の輸送艦隊が資源を輸送してハワイ星域にいる第一、第二、第三艦隊に支援するのが最適です」
日本海軍の主力艦隊はほぼこの三個艦隊と言っていい。他の艦隊は艦隊とは言えないな。
さっき説明した艦隊やけど、ラスシャラの巡洋艦隊は巡洋艦三、駆逐艦六隻しかなく、キャシーの駆逐艦隊は駆逐艦六隻、雷撃駆逐艦同じく六隻しか配備されてないんやな。
ほぼ艦隊やなくて水雷戦隊や巡洋艦戦隊と呼んでもええ状態やな。
マリーの艦隊は何とか揃えた状態やな。
「まぁ今日はそんな堅い話は無しや。今日は俺の奢りで焼鳥屋に行くで」
「お、なら今日は飲むぞォ〜」
「軟骨は美味しいよな」
「焼鳥かぁ、どんなところかな?」
「……たまには焼鳥もいいな」
「そうだねぇ」
皆は賛成してくれたみたいやな。なら早く行くか。
俺達はアラビア星域の焼鳥屋に向かった。
そして焼鳥屋で飲んでいた。
………ん?
「どうしたんや南雲?」
南雲は皆から少し離れたところで一人で酒を飲んでいた。
「ん? あぁ狹霧かい」
「皆と離れたところで飲んでるけど、何かあったんか?」
「………ちょっと………ね」
……おっと、これは地雷やな。
「悪い。聞いたらあかんかったな」
「いやどうせ直ぐに分かるさ。実はダンナと離婚したんだよ。原因は向こうが不倫してたんだよ」
南雲はそう言ってビールを飲む。
「ま、アタシが提督になってから関係が変わってしまったからね。そこら辺は私の責任でもあるよ」
「そうか……店主、ビール二本な」
「あいよッ!!」
店主がキンキンに冷えた生中を俺と南雲に渡す。
「今日は俺の奢りやねんからな、今日はジャンジャンと飲んでビールで吹き飛ばせや」
「……ありがとうね狹霧」
………可愛いです南雲さんッ!!
「ところで狹霧。何でチューハイのレモンを頼まなかったんだい? いつもチューハイのレモンを飲んでる記憶があるんだけど………」
「あぁ、ビール飲めるけどな。後で払う奴がおらんかったらどうすんの?」
「それもそうだね………と言っておきながら本当はビールが苦手とかじゃなくて?」
「苦手とちゃうわッ!! 日本酒も飲めんぞッ!!」
南雲がニヤニヤしながら聞いてくるのに俺は反論する。
「へぇ、じゃあアタシと飲み比べでもするかい?」
「よーしやってやろうやんかッ!!」
そして、俺は南雲との飲み比べが始まった。
「………くぅ、頭がガンガンするぅ………」
朝起きると、かなり頭が痛か
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