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『八神はやて』は舞い降りた
第4章 戦争と平和
第36話 八神は駒王にて最強…覚えておけ
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ひしひしと感じる言動に驚いた。


「やるな、おっさん。ミサイルでも防御がぶち抜けないなんて信じらんねえ堅さだぜ。殴り合いも最高だ」


 地面に大の字になりながら、ザフィーラに賛嘆の声を上げる偉丈夫のヘラクレス。傲岸不遜な態度は相変わらずだが、どこか吹っ切れたような感がある。


「上には上がいるものね。私の慢心に気づかせてくれてありがとう」


 ヴィータに感謝を述べるのは、金髪たなびかせたきつめの美少女ジャンヌ。言葉の節々にあったキツさとプライドが抜け落ちて、やわらかくなっていた。


「未知の魔術があったとは。是非教えを乞うてもいいだろうか」


 無二の親友ゲオルグは得意の魔術戦で圧倒したシャマルに感嘆していた。こいつが子供のように嬉しがっているのがよくわかる。魔術バカだからな。


「どうだ、曹操。力は示した。ボクの頼みを聞いてくれるだろう?」


 俺を含めた英雄派にとって得難い体験だった。完全なる敗北。ここから得られる教訓は大きいだろう。頼みを聞くのもやぶさかではない。だが、本当にこんな願いでいいのか? わかった。旧魔王派との調整は任せてくれ。駒王協定の日を心待ちにしているよ。
 面倒な交渉事も、嬉しそうなはやてをみればチャラだった。
 次こそは、勝ってデートに誘って見せる!

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