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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico14病罹れば利あり害あり
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! 今すぐ戻って来なさい! 」
怒りのボルテージが限界突破。うがぁーっとあたしは咆えながら立ち上がる。
『ん? 何か問題で――』
「あるわよ、ボケッ! 今すぐ来なさい! Harry, Harry, Harry !」
ルシルを呼び戻す。そして「そうそう何度も呼ばないでくれないか? 怪しまれるから」そんなことを言いながらルシルが戻ってきた。あたしは「言いたいのはそれだけ? ねえ、それだけ?」訊き返す。すると「??・・・あ、スイーツが欲しかったんだな。美味しそうだったからな」見当違いのことをぬかしやがった。
「よーし。とりあえずアンタを1発殴るわ。歯を食いしばりなさい」
パジャマの袖を捲り上げたうえで魔力を拳に込める。それを見たなのは達が「落ち着いて!」あたしを宥めてきた。ルシルは「スイーツくらいで大袈裟だなぁ」って苦笑。イラッと来た。そんなレベルじゃないんですけど、この怒りは! そんなルシルに、「は、はよ戻らなアカンな、ルシル君!」はやてがそう言って、ルシルの背中を押して部屋の外に出そうとする。
「ルシル君。さっきのは汚なさ過ぎです! 猛反省してくださいです!」
「あ、ああ。了解だ」
あたしの代わりに怒ってくれたリイン。ルシルはプンプン怒ってるリインにたじろぎながら会場に戻った。あたしは「ありがとう、リイン」お礼を言う。はやてとアインスも「よしよし」ってリインの頭を撫でて褒めた。
『じゃあ最後。自慢しいの少年だな』
ルシルが仕掛けるその前に、「ちょっとルシル。これ以上、あたしのイメージを崩す真似はしないでよね」注意しておく。ルシルは『解っているよ』って言ったけど、解ってないからこそこっちに呼び戻してんでしょうが。
ルシルはス○夫君と2人きりになって喋り始める。すると早速、ス○夫君はさりげなく自慢話を始めた。どこに旅行に行ったのか、旅先で何があったのか、ホントどうでもいいようなことをベラベラと。ス○夫のニックネームが伊達じゃないって感じ。
『そうです、アリサさん。以前うちから贈った松茸どうでした? 僕の松茸、美味しかったでしょう? いやぁ、親戚からたくさん送られてきて、あまりに余ってしまったんですけど、良かったです、喜んでもらえたのでしたら!』
あたし、アレあんま好きじゃないんだけどね。しかもス○夫君、ルシルから返事も無いまま喜んでるって勝手に決めつけちゃってるし。ルシルもルシルでイライラしてるし。これはまずい。絶対にあたしのイメージを崩す返しをまたするわ。
「ルシ――」
『女の子に向かって僕の松茸美味しかったかなんて、これはセクハラかしら〜? きんもーい。あなた御自慢の松茸はもうとっくの昔にあたしの体から汚物として排出されて、トイレから下水へと流れて行ったわ〜』
『
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