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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico14病罹れば利あり害あり
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んよ」なんてはやてが言ったから、「は? なんで・・・」って訊き返す。
「えっと、ルシル君が言ってるんだ。アリサちゃん・・・女の子の部屋に、男の子のルシル君がいきなり入っていいのかな?って・・・」
「アリサちゃんから入室の許可を貰ってから入るみたい」
なのはとフェイトが教えてくれた。変なところで紳士なのよね、ルシルってば。あたしは「いいわよ。パジャマ見られたくらいで騒ぐような浅い関係じゃなし」って、ルシルの入室を許可。するとリインが「呼んできますで〜す♪」ふわふわと飛んで廊下へ。そして「失礼するよ」リインを伴ったルシルが入って来た。
「気分はどうだ、アリサ?」
「ぼちぼち。・・・今日は迷惑かけたわね。みんなも、ありがとう」
あたしは笑顔を見せる。それが今のあたしに出来るお礼。そしたらみんなも「うん」って笑顔を返してくれた。それから今日の授業で使ったプリントや、授業内容を書き記したノートをクラスメートのなのは達から受けとって、少しの間お喋り。
そんな中、ふと時計を見て、あたしは「あ・・・」と漏らしちゃった。今日の6時からうちで開かれるホームパーティ。パパ達が経営してる会社の重役や取引先のお偉方が参加するって聴いてる。だからバニングス家の長女であるあたしも、パーティに参加するように言われてるんだけど・・・
「(これじゃあ出られないわね・・・)はぁ・・・」
「あ、ごめんね、アリサちゃん。疲れてるよね。もうそろそろ帰るよ」
自然に出た溜息に、すずかがそう勘違いして慌てて立ち上がった。するとなのは達も「そうだね。帰ろうか」帰り支度を始めた。だから「違うのよ。今夜、うちでパーティがあんのよ」事情を伝える。参加者の子供たちとの付き合いってのがあるから、あたしも参加しないといけないことも。
「――っていうわけで、どうしようかって思って・・・」
「そうなんだ〜」
「だけど、その様子じゃ出られないよね」
「どうするの?」
「治癒魔法でどうにかなんないの? ルシル」
「治癒魔法はあくまで怪我に使うものなんだよ、アリシア。だから、病気には・・・」
「そうやなぁ。やっぱり不参加するしかないんとちゃうかな・・・」
この状況をどうにかしようって考えてくれるみんなには感謝しかないわ。だから「ありがとう。パパには申し訳ないけど、不参加ってことにしてもらうわ」この話題を終わらせに掛かった。だって解決策なんて何も無いから。みんなを悩ませるようなことはしたくないもの。
「・・・あ、そうだ! 良いこと思いついた!」
急にアリシアが手をパンッと叩いた。あたし達の視線が全てアリシアに向かう。そして「何か良い方法があるの?」フェイトが訊く。アリシアは胸を張って、あの子が考えついたっていう方法を
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