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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico14病罹れば利あり害あり
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おでこに手を置いて熱を測ってきた。ルシルは「熱があるじゃないか。よくこれで登校しようなんて思ったな」なんて非難雑じりの声色で言った。ていうか、「いつまで触ってんのよ・・・!」ルシルの手を、首を振って払う。ほら、見なさいよ、シャルとはやてを。やきもちのとばっちりなんか受けたくないのよ。
「ぅあ・・・?」
視界が揺れた。さらに急に脚に力が入らなくなってフラッと後ろに倒れ込みそうになった。そんなあたしを「ちょっ、大丈夫!?」フェイトとアリシアが抱き止めてくれた。そんな2人に「ありがとう」お礼を言って、自分の力で立とうとしても、「あれ・・・?」とうとうその場にへたり込んじゃった。
「「「アリサちゃん!?」」」
「おい、本当に大丈夫なのか・・・!?」
「保健室に連れて行こう!」
「そうやね! ルシル君。アリサちゃんを背負ってあげて!」
はやてがそんなことを言い出したから、「い、いいわよ! ひとりで歩けるから!」あたしはそう言いながら両手を付いて立ち上がろうとするけど、思った以上に症状が重いのか立てなかった。
(なにこれ・・・? 何で急にこんな重症になっちゃうわけ・・・!?)
朝起きたときや通学バスの中は、ちょっとダルいなぁ〜、くらいだった。咳も無いから、仕事疲れかも知んないって思ってたんだけど。まさかこんなヤバいことになっちゃうなんて。ルシルが「ほら、保健室に行くぞ」おんぶの体勢になる。
「・・・お姫様抱っこよりは・・・マシよね・・・」
なのは達に支えられながらあたしはルシルの背中に乗った。1階の保健室に行くために階段を降りる中、「重くない・・・?」訊いてみる。ルシルは「まさか。こう見えても男だぞ? これで根を上げるわけがないだろ」って笑う。まぁ、はやてをお姫様抱っこ出来るくらいだし、おんぶくらいなんてことないわよね。
(それよりもさ・・・。いつも思ってることだけど、ホント髪の毛サラサラよね。良い香りもするし)
思わず後ろ髪に顔を埋めてしまう。すごくリラックス出来る香りで、ついウトウト。そしてあたしは保健室に運ばれて、1時間目の休み時間まで休む。その後、あたしは早退することになった。病院で、疲れから来る風邪だっていう診断を受けて、点滴やらした後は自宅でゆっくり休養。
あたしの部屋で休んでると、「アリサちゃん。調子はどう?」なのは達がお見舞いに来てくれた。気が付けば4時近く。結構眠っちゃってたのね。
「なんとかね。熱はまだ引いてないけど、朝よりはマシになった感じ。アインスとリインもお見舞いに来てくれたんだ。ありがとね」
なのはとすずかとフェイトとアリシア、それにはやてとアインスとリイン、あと「・・・あれ? ルシルは・・・?」アイツの姿が見えない。すると「ルシル君は、廊下で待ってる
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