序章〜introductory chapter〜
[2/2]
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
た。
そこで、湊真は早く決着を着けるために思い切った作戦をとる事にした。
「慶星!右軍を展開して右から挟み込んでくれ。その隙に大将を打ち取りに行く。昴はそこで待機して侵入を防いでくれ。」すると、慶星が疑問を投げかけてくる。
「逃げる奴らはどうする?」
「逃がしておけ。武器を持たない奴を殺す気はない。」
「了解?」昴と慶星が口をそろえて応える。
俺は一瞬で敵陣を駆け抜け大将を打ち取りに行く。
「〜我が心の情熱よ。空を舞う炎となれ〜炎舞」邪魔する兵士を力をセーブし殺さないように吹き飛ばす。と、言ってもギリギリである。甘いと言われればそれはそこまでの事で、それが自身の破滅を誘うと言われてしまえば何も言い返せない。
感慨に耽っていると、現実に引き戻すように、
「〜吠えよ!大地の獣〜地豪!」
敵の大将の魔法が飛ぶ。その魔法式を瞬時に読み取り、同じものを構成し相手の魔法にぶつける。
それから、魔法で自分を加速させ敵将の首を打ち取る。一瞬の事だ。造作もないと言ってしまえば敵の大将に申し訳がない。ここは敬意を表し、敵兵は逃がすべきなのか、討ち取るべきなのか。迷った挙句の決断はこうである。歯向かうなら殲滅する。逃げるのであれば追わない。打ち合わせ道理の決断を下したのだ。
大将がやられた事を知った敵兵士達は逃げ出す。無駄な争いはしたくないというこちらの意志が伝わったのだ。と思うことにした。
「おい湊真!追わなくていいのかよ?」
「昴。俺は戦意を持たない奴に刃を向けたくない。」
「そうだな。俺たちは守れればいいんだもんな。」すると、右翼を巧みに操っていた慶星がやって来て言う。
「もどろうぜ。湊真、昴。瑠璃がまってるから。」
「ああそうだな。」
「腹も減ったしな。美味しい飯も食いたいしな。風呂も入りてー?」昴は一気に緊張がとけいつもの陽気なスバルになった。
帰ろう待っている人の元へ。
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ