第十五話 緒方中尉!!バスケと空軍の関係は知らん!その十
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「わざわざ遺影作ってな」
「それで負けろって言ったんだよな」
「小泉さんもデモで遺影作られてたな」
「ああ、お葬式みたいにな」
「デモそうしたことする国って他にないけれどな」
「いや、すげえデモだな」
他国に例を見ないデモであることは確かであろう。
「俺達もそこまでされてないな」
「何だ、そんなに嫌われてないな」
「精々甲子園での巨人程だな」
「ここから人気者になるか」
「女の子にもて放題で事務所にはプレゼントの山」
「某ジャニーズのタレントさんみたいになるぜ」
「なれるものか」
野望を語る二人にだ競技場をセットしている係員の人が言って来た。
「御前等みたいな嫌われ者が女の子にキャーーキャーー言われるか」
「じゃあどう言われるってんだよ」
「このブーイングがずっと続くってのかよ」
「そんなのあるかよ」
「どん底までいったら後は上がるだけだろ」
「雨の後は晴れるんだよ」
フランスの諺である、悪いことの後にはいいことがあるということだ。
「世の中最低の下はないからな」
「俺達は後は人気者だぜ」
「サイン会も開いてな」
「俺達のグッズが売れるんだよ」
「どん底の底は割るもんや」
係員の人はその現実を語った。
「底のからさらに奈落があるんや」
「じゃあ俺達はその奈落に落ちるってのかよ」
「おっさん、そりゃ何だよ」
「俺達が何処までも落ちるってのか」
「そう言うのかよ」
「奈落から地獄まで落ちてそのまま獄卒に裁かれるんやな」
係員の人は文句を言う二人に容赦なく返した。
「それで性根入れ替えんかい」
「けっ、誰がそんなことするかよ」
「性根を入れ替えるとか俺達には必要ねえんだよ」
「俺達みたいな聖人君子はな」
「極楽に行くだけだよ」
「それはない」
ここで空から声がしてきてだ、何と。
某西遊記の第一期の様にお釈迦様が巨大な姿で出て来てだ、二人に言ってきた。
「そなた達の悪行は常に見ている」
「おい、ここでお釈迦様かよ!」
「お釈迦様登場かよ!」
「超絶展開にも程があるだろ!」
「普通こここでお釈迦様はないだろ!」
「この作品を読んでいて油断してはならない」
これがお釈迦様の言葉である。
「何時何が起こるかわからない」
「それで登場かよ」
「お釈迦様かよ」
「それで俺達に言うんだな」
「色々と」
「そなた達は人間としてあまりにも卑怯である」
遂にお釈迦様からも駄目出しが来た、十五話にして。
「その腐った性根を入れ替えない限り極楽には行けない」
「じゃあ地獄かよ」
「それとも石の中に五百年か?」
「そうしてかよ」
「三蔵法師と一緒に天竺まで行くのかよ」
「それは西遊記である」
その話だというのだ。
「この作品はジャスティスカイザ
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