第5話
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「まずは1機。」
残った2機の内片方はビームサーベルでオレに切りかかってくる。もう片方は背中に背負っていたバズーカを数発発射してきた。
バズーカの弾頭をマシンガンとバルカンで撃ち落とす。
爆煙で視界が悪くなり、その瞬間を狙っていたのかビームサーベルを持った敵が切りかかってくる。
「だがな、それくらい読めてるんだよ!」
切りかかってきたセプテム改のビームサーベルを右に避け、GXの左足で蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされたセプテム改は何とか態勢を立て直し、もう一度オレに攻撃しようとするが、その時銃弾の雨に晒され呆気なく爆発した。
『ちょうどいいタイミングだったようだな。』
「ああ。援護射撃サンキュ!」
今の銃撃はハロの操るジンの援護射撃だ。全くホントにいいタイミングだったよ。
最後の1機はじりじりと後ろに後退していた。2機の味方はどちらも撃墜され、こちらは2機、そっちは1機とこんな状況で逃げられると思っているのだろうか?
だが、その油断によりオレは危機的状況を迎えることになる。
『マズいぞ、洸。』
「? どうしたハロ?」
『あのMSの近くに子供がいる。』
「何!?」
急いでメインカメラの倍率を上げて確認してみると………
いた!何だってあんな所に子供が! くそっ、戦闘に集中し過ぎて気付かなかった!
今攻撃して敵を倒してしまうと爆発にあの子供も巻き込んでしまう可能性が高い。これじゃあ、うかつに攻撃できない。
敵は何を思ったのか急に動きを止めた。そして、子供を捕まえようと手を伸ばし始めた。
「まずい!!!」
あの子供を人質にとる気か!!
オレは子供から敵を引き離すため、突進を仕掛けた。だが、敵は最初から狙っていたかのようにバズーカをこっちに向けてきた。
最初からオレを倒すのが狙いだったってことかよ…!バズーカは今にも発射されそうで精神コマンドを使う暇もない。死ぬんだろうかオレ…そう思った瞬間
ドカァァン!!!
敵のバズーカがいきなり破壊された。それを見逃さずオレはセプテム改の肩部を掴み、バーニアを最大で吹かせ、子供から引き離す。その状態のままバルカンをセプテム改のコクピット部分を狙って発射、そして敵を蹴り飛ばし、その勢いを利用して上空に退避する。敵は爆散し、跡形もなく消滅した。
ステータスを確認してみると、おおレベルが上がってる。しかも精神コマンドに直撃が追加されてるよ。こいつがあればフェイズシフト装甲なんかを持った敵とかなり楽に戦えるな。
そうこうしてレベルを確認し終わり、地上に降りようとすると通信がはいった。
『危なかったな。無事で何よりだ。』
「ああ。ホントに危なかった
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