暁 〜小説投稿サイト〜
転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
第5話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なったな。こういう街を見てるとよりそう思う。
オレ達はその後街を散策し、夕方に宿をとってそのまま眠りにつくことにした。
久々にベットで眠ることができて、しっかり疲れをとることができる。その時まではそう思っていた。そう、その時までは………








「お客さん!!!」


突然店主がドアを開け、部屋に押しかけてきた。


「どうしたんだ?一体。」
「MSがこの街に攻めてきたんだよ!あんたも早く逃げないと死んじまうよ!!」


なっ、MSが攻めてきた!!?
急いで外に出ると、遠くの方で火の手があがっており、たくさんの人々が我先にと火の手がのあがっている場所から逃げている最中だった。問題の火の手があがっている方角に何か巨大な人型の影が見えた。あれがおそらく宿の店主が言っていたMSだろう。
この街の金品狙いか何かだろうか?


『今なら巻き込まれることなく逃げることができるがどうする?』



オレがその場で立ち尽くしているとハロがそう言ってきた。
確かに今なら逃げに徹すれば戦火に巻き込まれるようなことにはならないだろう。だが………


「…いや、あいつらを倒す。MSの隠し場所まで戻ってすぐあいつらを倒しにいくぞ。」
『了解。』


正義の味方気取りってわけじゃないが、こんな状況を見過ごせるような男ではないからな。





10分で洞窟まで戻り、GXを起動させる。GXには前の仕事で入手した90mmマシンガンを装備してある。射撃武器がプレストバルカンだけでは心許ないからな。
オレはGXを洞窟の外まで動かし、空を飛んで街まで向かう。ハロもジンを駆り、街まで急いで戻る。
街はもうほとんどに火の手があがっており、これを復興させるのはまず無理だろうというレベルだった。
店主が言っていたMSを探すと………いた。セプテム改が3機、今もマシンガンを放って街を手当たり次第に破壊している。ここまで街を破壊しているとなると金品目的ではなさそうだな………いや、もうそんなことはどうでもいい。


「なぜこんなことをしたかは知らないが、お前らはやりすぎた。………その代償は自分の命で支払ってもらおうか。」
『サポートは任せておけ。』
「ああ…。」


オレはビームソードを引き抜き、突進を仕掛け敵に切りかかる。敵は突然現れたオレに混乱することなく初撃を回避し、距離をとって狙いを定めマシンガンを発射してくる。
銃弾を紙一重で避けながら牽制のためマシンガンを発射。銃弾は比較的前方にいた敵の間接部に当たり、セプテム改の腕は爆発を起こしマシンガンも誘爆し、武器を失った状態となった。すかさずその敵に飛びかかりビームソードで切り裂く。その瞬間敵MSは爆発した。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ