BOB本選
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しぶりか?
言っとくがもうその銃で誰かを撃たせねぇから覚悟しやがれ?」
「お前、覚えている。お前は、殺す」
「その片言、ラフコフの幹部だったやつだな」
「リーダーの、敵、ここで―――」
”ドゴォッ”
死銃が何かを言おうとしたとき、急に体を仰け反らせたかと思うと、その左の地面が抉れるように破壊された。
「狙撃…シノンか」
いつのまにか死銃は消えており、俺は山岳の方へと視線を向けた。
次は取り合えず町にいこうと走り出した。
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その頃、ALO。
「お兄ちゃん、なかなか映らないねー。
ケンさんは結構暴れてるみたいだけど」
リーファがそう言うと、シリカも頷きながら言う。
「意外と言えば意外ですね。
キリトさんのことだからてっきり最初から飛ばしまくると思ったのに」
「いやいや、ヤローはあぁ見えて計算高ぇからな。
参加者がテキトーに減るまでどっかに隠れてる気かもよ?」
クラインが冗談じみた感じで言う。
「でもケンが彼処まで無双するとは思わなかったな」
「確かにケン君、なんだからしくないよね。
何時もなら一対一を好むのに…なんかまるで焦ってるような感じだし…」
アスナが肩にユイを乗せて言った。その乗ったユイも言う。
「そうですね。お兄さんのこれまでの言動や行動から察するにまず声を掛けてから戦いだすと思います。」
「ていうか、なんでは銃ゲーで拳使ってんのよ…これキリトも剣持ってるんじゃないの?」
リズが呆れたように言う。
「でも、お兄ちゃんのことが気になります…お兄ちゃんが他人の戦いを端から見てて我慢出来るはずがありません」
「つまり、試合優勝より大事なことがあるっていうの?で、でも…だとしたらどうしてケンさんとキリトくんは一緒にいないの?」
リーファが言うと、アスナが顎に手を当てて考える。
「ちなみによぉ、これ優勝したらいくらもらえんだ?」
「たった今公式サイト等から情報を集めて計算してみたのですが、優勝賞金は三百万クレジットとなってるので、全額還元すれば三万円となります」
「ありがとユイちゃん」
「あぁ、三万ね…判断材料には向かねぇな」
クライン、ユイ、アスナ、リズと話している。そこで、画面が変わり鉄橋の上。ペイルライダーがダイン相手に無双していた。
「うっわ…あの人強いですね…」
「ホント、早いし…動きが猿みたい…」
「それ褒めてるのリズ?」
シリカがドン引きしてリズが共感、アスナは呆れていた。
だが、モニターではそのペイルライダーが撃たれてしまった。そのまま倒れるペイルライダー。
「あれ?撃たれちゃった?」
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