第3話 我が祈りは旭日と共に 其ノ2
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接近中だッ??
ミノフスキー粒子濃度が高い為、機種は不明だが……内2機はゲタ≠履いているッ??
貴様等の任務は座乗するサラミス級を安全圏まで退避させる、若しくは敵MS部隊を全機撃破する事だッ??
サラミス級が撃沈、又は貴様等が全機撃破されると任務は失敗だッ??
何としても任務を遂行しろッ??》
《「了解ッ??」》
《よぅしッ?? 状況開始ッ??
各機出撃せよッ??》
「了解ッ?? アンカー解除ッ??
bravo1、出撃しますッ??」
《bravo2、出撃しますッ??》
脚部を甲板に固定していたアンカーを切り離し、スラスターを目一杯噴かせた。
甲板を蹴り、宇宙空間に躍り出て、ラリーと共に隊列を組んで無重力空間を突き進んだ。
《bravo1、お客さんだ。
…12時方向に反応4ッ?? ミノフスキー粒子濃度が高過ぎて機種は判別不能ッ??
スラスターの噴火色からザク系2、ドム系1、ゲルググ系1と推測ッ??》
「サラミスに接近させるわけには行かないッ??
散開だッ?? ゲルググとドムは俺が抑えるッ??
bravo2はザクを頼むッ??」
《了解だッ??》
敵の目前で散開し、左右に分かれる。
まず狙いをつけたのは先頭のゲルググ。
形状から見て、恐らくゲルググキャノンだ。
鹵獲されたベースジャバーに乗ったゲルググキャノンが此方に気づき、ビームライフルを撃ってくる。
宇宙空間を裂いて飛来するビームがジムUを的確に狙ってくる。
それを最小の動きで躱し続け、至近距離からベースジャバーに向けて頭部バルカンをばら撒いた。
ボッとベースジャバーから火の手が上がり、間も無く爆発。
ゲルググキャノンの右脚を巻き込んで宇宙に閃光の華を咲かせた。
直後、ソナーが後方から接近する物体を探知。
反射的に後方へシールドを向ける。
後方から接近して来たドムがヒートロッドを振り被り、振り下ろしたヒートロッドをジムUのシールドが遮った。
「よりによってドライセンかよ…ッ??」
ドムタイプの最新鋭機が映るモニターに毒づきながらフットペダルを踏み込んだ。
《遅くなったな》
ビームナギナタを抜いて踊り掛かるゲルググキャノンが、飛来したビームを避ける為に宙を舞った。
ラリーのジムUがザクを蹴散らし、戦線に復帰したらしい。
「追い込むぞッ??」
《任せろッ??》
???
「その後、俺とラリーは妙に気が合ってね。
度々訓練で一緒になってた事もあってか、仲良くなるのに時間は余り掛からなかったよ」
「「「へ〜」」」
「なんだなんだ、なんの騒ぎだこりゃ」
噂をすれば、件の相棒がグラビア雑誌片手に現れた。
「実はかくかくしかじか…」
「はぁ〜、昔の話なぁ〜」
感慨深
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