エイプリルフール番外編 【六畳間編】
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盛大に手を振っていた。
その感動シーンに着地する俺。
「ぬわっ!?アオ、おぬしはかえらぬのか?」
驚きすぎだぞ、シャルル。
「なっ!?アオ様。あなたは未来の世界に帰られなくてよろしいのですか?」
おっと、そっちは詳しい事情を孝太郎に聞いていたんだが。
俺なんか最後まで聞かされずに推察で自己完結したというのに。
「あっちにはあっちで俺はいるから問題ないな」
いや、実際はさびしいよ?でも二人に増えてしまったんだから仕方ない。いまなら世界の壁、時の流れに邪魔されて諦めがつくし…ね。
「そうなんですか?」
「つまりアオはのこってわらわの騎士をつづけるのじゃな?」
「まぁそれもいいか」
「うむ。よきにはからうのじゃ」
そう言うとシャルルが力いっぱい抱きついた。
シャルルを抱えつつ揺り籠を見送る。
彼らが無事に帰れますように、と。
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