第73話 愛車の手入れは自分でやろう
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彼女の姿が其処にあったのだ。
彼女の両手は眩い光を放っており、それがこの偽装船を守っているバリアになっているようであった。
しかも、それだけではなく、彼女の姿すらも劇的に変化していたのだ。
今までの着慣れた着物姿から一変し、まるで武市が嵌っている魔法少女アニメの戦闘服をそのまま流用したような服装を身に纏っていたのだ。
そう、今なのははかつてジュエルシード事件の時と同じ様にその身を魔力で構築された衣服を身に纏っていたのだ。
だが、以前と違う点が一つあった。それは色であった。
以前の時は純白の衣であったが、今はそれとは対照的に黒い色の衣を纏っていたのだ。
「ど、どう言う事っすか? 何でなのはが、こんな事出来るんすか?」
「成程、あのお方がこの子を客人として迎えた理由が分かりましたよ」
「どうしてっすか?」
「彼女は此処の人間じゃありません。言うなれば、向こう側の人間なのですよ。しかも、今まで類を見ない程の強力な力を有した子……なのですよ」
確信を突くかの様に武市は言い張った。その言い分の意味が分からず、また子の頭上には無数の?が浮かび上がるのであったが、其処は遭えて割愛させて頂く。
とにもかくにも、こうして再びなのはは魔導師として覚醒してしまった事になる。が、それは彼女自身もこれから起こるであろう厳しい戦いの運命の渦中へと身を投じる事になる。
それをなのは自身が理解するのは、もう少し先の事でもある。
つづく
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