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最強の防御魔法使い〜水の換装滅竜魔導士〜
海辺の団欒 ~後編~
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特に何も聞かれたかったから言わなかったが、一応公園であの男が何処の人間なのか調べた。念入りな計画をしていたっぽいから後ろに誰か…もしくは組織があるはずなのだ。だが何もわからなかった。あるとしたら通信用のラクリマが2個。おそらく使い切りなのだろう。

「そろそろ真面目に捜査するかぁ?・・・」

「ん?何か言った?ユーキ?」

「んぁ、いや、ライラの髪の毛が爆発してるなぁって。」

「えぇ?!」

慌てて頭を触るライラ。もちろん嘘である。

「それでは着替えて来ます。」

「わかった。では30分後エントランスで。」

「わかりました。」









「んじゃ俺は片付けするから脱衣所で着替えてこいよ。」

「はーい。」

まぁこれといって片付けるものも無いんだけどね。

「ふぅ・・・」

ため息を尽きながらベットに横になった。

「・・・・・・」

あ、やばい。これは寝ちゃうパターンのやつだ。わ、わかってるんだ。寝ちゃダメなんだ。でも…。

「・・・zZZ」

寝てしまった。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「・・・キ。ユ・・・キ、ねぇユーキってば!」

「?!」

ゴチン!

「あぅ?!」
「痛?!」

お互いの額を思いっきりぶつけてしまった。

「うぉぉぉぉ・・・」

「もぉ、痛いじゃない!」

「す、すまん・・・怪我は無いか?」

「私は大丈夫だけど、ユーキこそ大丈夫?魘されてたよ?うぅ・・・いたたたた・・・」

とライラに言われたが正直全く覚えてない。

「魘されてた?・・・うーん・・・駄目だ思い出せん。」

「あらら。」

ちょっと気になるがまぁ大丈夫だろう。
そんなことより早く行かなければ。

「まぁいだろ、ほら、行くぞ。」

「う、うん。」






その後、やっぱり特に何もなく海を満喫した御一行はお昼過ぎ頃から帰りの支度を始めた。
全員が着替え終わり、荷物も積んだところでビーチを後にした。


「ほんとに何も起きないな…。警戒してるのか、それとも・・・・。」

このまま何も起こらなければいいのにと思いながら森に入った。行きで襲われたところに向かっている。
他に道はなかったのかと思い地図を開いたらやっぱり森を通るしかないらしい。
奴らが現地で襲わなかった事、夜中も1回しか来なかった事。いろいろ考えてると、この森が一番やりやすいのは明白なのだが、はたして来るか否か…。




「・・・・・・・・うん。やっぱりきたね。」

実際囲まれた。
そしてライラと傭兵の二人が出てきた。

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