海辺の団欒 ~後編~
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行ってきます。」
「お気をつけていってらっしゃいませ。」
そういうと、近くの窓から飛んだ。
ここでいつも忘れてる説明をしよう。
俺は基本「パンドラの鎧」は戦闘時のみ換装する。それ以外はラフな格好でいる。飛ぶ時は胸部と背中(金属製の翼付き)を覆っている鎧にしている。
スピードは普通程度だな。ハッピー程だ。
「ん〜何処に置こうかなぁ〜」
置物を置くようなノリで空から探していると、公園を見つけた。
「お?公園じゃん。ベンチにでも寝っ転がせとこ。」
「ただいま戻りましたーっと」
出て行った窓から入り、その後、ロノウェさんに経緯を話した。
「なるほど、しかし相手もなかなか用意周到ですなぁ。」
「そうですね。恐らく計画的犯行でしょうね。本当は評議員送りにしたかったんですが、如何せん"ドアに手をかけただけ"ですから。公園のベンチに寝かせてきました。」
「ベンチですか、ふふふ。」
「俺はまだここで見張りするので、ロノウェさんは部屋に戻っていていいですよ。」
「そうですか?ならお言葉に甘えさせてもらいます。」
その後、ライラと交代したが、特になにも起こらずに朝を迎えた。
「起きろライラ、朝だ。」
「えぇ〜?あさぁ〜?・・・・・」
「そうだ。いくら一流ホテルのベッドの寝心地がいいからって今は仕事中だぞ。」
実は見張りの時にもライラが「眠い〜」とかなんとかでなかなか起きてくれなかった。
だから今すっごく眠い。
「早くしないと置いてくぞ。」
「わ、分かったから置いてかないで〜」
急いで支度を済ませ、ライラさんの部屋に挨拶に行った。
コンコン
「どーぞー」
と少し癒されるような柔らかい声が部屋から聞こえ、入室した。
「おはようございます。」
「お、おはようございます。」
「おはよう二人とも。」
「おはようなのです?夜の見張りお疲れ様でした♪。」
「いえ、仕事なので。」
「それで、何か変わったことはあったか?」
「そうですね、深夜に不審者がいたので確信を得る為にドアノブに触れさせるところまで許しました。まぁ実際明らかに狙っていたので気絶させて近くの公園に寝かせました。」
「そうか・・・」
「何か心当たりは・・・といっても、関係のあるところから無いところまであるでしょうから特定は無理でしょうね。」
「あぁ・・・。」
「あなた。ユーキさんとライラさんに任せておけば大丈夫ですよ。」
と、フィールさんが言葉をなげかける。
「そう・・・だな。あと今日1日よろしく頼む。」
「はい、任せてください。」
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