第28話 男のふりをしている女性キャラは貧乳が多い
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!!!」
ホークアイは俺の右ストレートを顔面に喰らって
空中を何回も回転すると少し遠くに落下した。
「このクソ野郎!!」
やっぱり仲間なんて信用できるか!!
腹部に激痛が走り、身を捩りながら心の中でそう叫んだ。
すると、向こうからマリーがホークアイの元に駆け寄って来た。
「あーあ、だからやめといた方がいいって言ったのに」
完全にのびている彼を見ながら彼女は言った。
そして、俺の近くにまで寄って来た。手にはスープがあった。
「はい。これとっても美味しいよ♪」
彼女がそう勧めてきたので、俺は器を受け取った
確かに、器の中からは美味しそうな香りが広がっていた。
ぐぅぅ‥‥‥
腹がなった。少し恥ずかしかったが
昨日の夕方から何も食べてないので
正常に内臓が働いている証拠だろう。
「早く食べて食べて♪」
彼女が笑顔で促してくるので
俺はスプーンですくって、それを口に運んだ。
ゴク‥‥‥
「‥‥‥‥‥‥うまい」
純粋な感想だった。お世辞でも何でもなくただ正直に美味かった。
ボロボロの身体での食事だからだろうか。
「良かった。ちなみにね、これ作ったのホークアイなんだよ♪
ジェーンちゃんがさっき殴り飛ばしてあそこで倒れてる人」
また名前を呼ばれた事よりも、これを作ったのがアイツと言うことの方が
あまりにも意外すぎて絶句した。あの変態野郎がこれを‥‥‥‥‥‥
「さっきアイツを殴っちまってごめん」
「いいよぉ。だって、いつも私にイタズラしてくるから
お顔にビンタ打ち込むのが日常茶飯事だもん」
そんなんでいいのかアイツは。変態野郎でしかも終わってるぞ。
俺の中でのお前の異名は“女の天敵”だぞ。
「ハッ!!」
ガバッ!
ホークアイが急に起き上がった。意識を取り戻したらしい。
やはり弱っていたためパワーが低かったのだろうか。
(でも空中回転するぐらいの一撃を喰らって、すぐ起き上がるってのは
一体今までに何回こんな感じの攻撃を受けて来たんだ?)
「ッッ、痛ぇなぁ。もう少し手加減しろよ‥‥‥‥」
赤く腫れた右頬をさすりながらつぶやいた。
「お前が俺の胸を触って来たからだろうが」
「いや、でもお前ペッタンコじゃん」
「んなッ!!!」
俺はホークアイの一言に顔が真っ赤になった。
密かに胸がない事を気にしていたのに。
コイツはデリカシーってものを知らないのか。
「テメ‥‥‥‥‥うぐッ!‥‥‥‥ッッ‥‥」
今すぐ顔の反対側を殴ってやりたいところだが
腹部に走った激痛がそれを阻害した。
やはり体力の低下につれて、再生力も落ちているようだった。
「こらーーーっ!ホークアイっ!!
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