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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
エピローグ 手紙(後)
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に行くと若い頃のとーさまがいるわけでして。来年にもなればきっと、とーさまの弟である『新世界の正史のヴィクトル』と堂々と会えるようになるわけでして。

  だからって勢いで飛び出さないでね、ラ・シュガル新王陛下?
  あくまで会えるのはヴィクトル――ルドガーだけで、フェイ姉も新世界に「居る」とは限らない。フェイ姉自身はそもそも分史出身者なんだから。その辺はボスと裏を取ってまた連絡する。




  ジランドール・ユル・スヴェント様

  ***

  お手紙ありがとう。正直、ボスからお返事来ると思ってなかったので驚いてる。

  お仕事忙しいのね。大丈夫? ちゃんと食べて寝てる?
  セルシウス、ボスがムリしすぎないように見張ってあげてね。ボスがダウンしたらワタシ、お世話に行くから。これでもちゃんと炊事洗濯はできるの、知ってるでしょ。

  ボスも、焦らないで。断界殻(シェル)が開放された今、エレンピオスの崩壊は今日明日の話じゃなくなった。おじさまは旧世界の発明者と違って、もう『証』が何かを知ってる。ダイジョウブ。絶対、ダイジョウブ。

  ――ワタシの始まりはアナタでした。アナタがワタシを信じてアルクノアに置いてくれたから、今のワタシがあって、今日、世界が在ります。


  生きる意味を無くしたワタシを生かしてくれてありがとう。


  この世界を救ってくれて、ありがとう。



                            From Mace, Eustia Lacey
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