暁 〜小説投稿サイト〜
エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
エピローグ 手紙(前)
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ワタシの懐(正確にはジランドおじさまの保管庫)には、4つの「道標」がある。

 ワタシが分史を探索して回収した「幻魔の眼」と「心臓」。黒いミラがくれた「次元刀」。そして、「妖精分史」の叔父貴が捧げてくれた「最強の骸殻能力者」。

 残るは「虚塵」だけ。

 「ロンダウの虚塵」はウィンガルの霊力野(ゲート)に直接装着した特製増霊極(ブースター)の材料。コレから一部品だけを、装着者を死なせず摘出しようと思ったら、エレンピオスの発展した医療の最先端技術に頼るしかない。

 そして幸か不幸か、ワタシには最大のアテがあった。
 リドウ・ゼク・ルギエヴィート。
 エレンピオス国内で誰もが一度は名を耳にする名医で、腕はイイけど性格がサイアクに悪い成金ヤロー。

 もちろん頭蓋骨を開ける医術なんてリーゼ・マクシアにはないから、ガイアスと、あと他の3人を説得するのに骨が折れたケド。

 まだ根を上げられない。トリグラフに着いたならビズリーおじいちゃまとガチンコだ。

 それまでにアルたちへの返信は書き終えておきましょう。この先はバタバタしてゆっくり手紙を書くヒマなんてなくなるに決まってる。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ