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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
エピローグ 手紙(前)
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せてしまうことが心苦しいとも思うの。それでも彼はいいと言ってくれた。
私にできるのは、彼と、そして私を許してくれたエリーゼに恥じない生き方をすること。そして叶うなら、他の子供たちにも償いができればいいと思う。今はキタル族の医者で精一杯だけど、いつか、本当にいつか、そうしたいと思うわ。
過去が汚れていても、人は変われる。エリーゼたちがそう教えてくれたから。
Isra Kital 』
『 旦那様、いえ、新王クレイン様の即位に当たり、私はラ・シュガル宰相職を拝命しました。
まさに目の回りそうな忙しい日々です。ですが、主君が寸暇を惜しんで働いているのに、臣下が音を上げるわけには参りません。それに、これはこれで楽しくもあります。やはり、私はこう在りたい。
ガイアス王も
四象刃
(
フォーヴ
)
の皆さんも、私たちとの約束が実現される日を待ち望んでいます。
エレンピオスに戻られたジランドさんセルシウスさんと協力して、焦らず、着実に歩いていきます。
Rowen J・Ilbelt 』
『 こうして筆を執るのはいつ以来だろうか。みんなと旅をしてから随分と経ったように感じるよ。ラ・シュガルの玉座に就いてからまだ日も浅いのに。
王の責務は重い。現実の難しさに潰れそうになる日もある。けれど、ローエンやガイアスも力を貸してくれているから、弱音を吐く暇もない。
何より、先王の独裁によって未だ苦しむ民のことを考えれば、僕の悩みなんてちっぽけなものだ。
それでも不意に、あの人と彼女を思い出すことがある。
僕が王である以上、彼女との約束はいつまで延期になるか分かったものじゃない。だとしても、必ずこの世界のあの人と彼女を探し出してみせる。
そして会いに行く。世界のどこかにいる、僕の親愛なる友人と、愛しい人に。
Crane K・Char 』
『
源霊匣
(
オリジン
)
の研究は順調だ。研究だけは、な。
何が上手くいってないかって? 源霊匣の研究開発、スポンサー集め、商品化に当たっての連日のプレゼン。いつ過労死してもおかしくねえ仕事量なんだよこっちは!
それもこれもアルフレドが面倒事をぜんっぶ俺に押しつけたせいだ。
あのクソガキ、レティシャ義姉さんの葬儀が終わるなり行方くらましやがって。見つけたらぜってードツく。
つーわけでアルフレドを見かけたら俺に一報入れろ。元首領として命令だ。
ああ、そうそう。そういやセルシウスから伝言があったんだっ
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