【東方Project】編
071 ある日、山の中 その1
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かった…)
後≠ノ悔いる≠ナ、後悔=B……よく上手い事云えたものである。
今に思えば、ほんの気の迷いだった。……時を遡れるのなら、間違いなくあの憎き仇敵である輝夜が残したと云う“蓬莱の薬”を飲む前の私を殺してでも止めているだろう。……死ねない≠ネんて最悪∴ネ外何物でも無い。私はそれを身をもって知っている。
「あれ…? ……ここは…?」
暗鬱としていた思考が快復し、漸く辺りの異変に気付く。……四方を見渡すと、取り敢えず判る事も有った。……どうにも、起きた形のそのまま前方の布の切れ間から光が漏れている箇所∴ネ外は布で覆われている小部屋に放り込まれているらしい。
――「起きたか?」
「っ!?」
まじまじと私が放り込まれている小部屋を観察していると、この小部屋の外から声が掛けられ、思わず身体が反応してしまう。
――「あー、びっくりさせたか? ……じゃあそのままで良いから、聞いてくれ。……あ、返事はしてくれると有難いかな」
「……判った」
そう短く返事をする。私を気遣ってくれる様子で、取り敢えずよからぬ事≠考えている様な輩では無いようなので、1つ安心出来る。……それでもやはり、取り敢えず≠ネのだが…。
……これが死んでも死にきれない不老不死者≠ニ、人外もどき≠ニ奇妙な出会いだった。
SIDE END
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