【東方Project】編
066 1つの難題(難易度:ルナティック)
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ね。……結婚は…悪いけど、あまり深くは考えて無いわ。……で、そう云う真人はどうなのよ? 真人はさっきの私の言葉を冗談に思ってる様だけど、私はわりと本気で言ったわ。……いくら真人が女たらし≠ナもね」
「ナンノコトヤラ」
(バレテーラ)
と、まぁ冗談は置いといて、輝夜みたいな絶世の美少女にそんな事を言われたなら、この場でルパンダイブ確定なのだが──輝夜にはちっとも欲情出来ない。……例外として、性欲を操るスキル…“下劣な大道芸”なら何にでも@~情出来るだろうが、それは除外。……とどのつまり、輝夜に抱くのは庇護欲≠ナあって情欲≠ナは無い。……それがいくら植え付けられた♀エ情だとしても、だ。
「……ごめんなさい、ちょっと意地の悪い言葉だったわね。多分──というより確実に、永琳という知り合いの仕業よ、真人に掛かってるそれ≠ヘ。……全く永琳も過保護なんだから、もう…」
イヤになってしまうわ≠ニ更に頬をぷっくりと膨らませながら憤然としている輝夜だが、輝夜もそんなに大して──本気で怒っていないのか、恐くは無い──寧ろ輝夜の絶世の美少女≠フ称号を恣にしているその見た目では愛らしさが際立つ。
「……でも確かに真人と一対一じゃ厳しいわね。少しだけ難題の難易度を下げようかしら」
「是非ともそうしてくれ。主に俺の胃の為に」
「へぇ、それならもっと真人を困らせてみようかしら。……今度は一対一≠ニいう制約を無くしてみたりとかして」
そう輝夜はサディスティックな笑みとエロティックな笑みを足して2で割った様な恍惚とした表情で宣った。……どうやら輝夜は天性のサディスティックな様で、まるでどこかの──それこそ童話に出てくる様なお姫様の様な所作もまた、輝夜ドS疑惑≠ノ拍車を掛けている。
「……そんなに俺を困らせてお前は一体、俺をどうしたいんだよ…」
「ふふっ、冗談よ。……半分はね。真人と話すのは楽しいもの。月に居た頃は皆私の顔色を窺ってばかりで、ちっとも面白く無かったのよ。……地上に興味を持ったのもそれが有るからよ。……いや、多分それだけじゃないわね」
蠱惑的な笑みから、今度は思案顔になり輝夜はうんうん、と頭を捻っている。どうやら当てはまる言葉を自分の語彙群の中から探している様で、その様子もまたサマ≠ノなっている。……やがて思い付いたのか、ぽんっ、と右の拳で左手の手のひらを打つ。
「これはあれよ。……好きな子ほどイジメたくなる=cそんな感じよ」
「お前は──はぁっ…」
(お前は男子小学生かっ!)
内心そうツッコンでいた。どうやら輝夜の語彙群は多少%が有るようだ。輝夜の自己分析は、俺が幾つか想定していた多少マシ
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