【東方Project】編
065 蓬莱山 輝夜
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
を拾った人間(?)。疑問符が付いているのは人間かどうかが怪しい──そう思わせるほど真人の穢れ≠ェ少ないから。
「どうかしたか?」
「いえ、別に」
些か観察し過ぎてしまっていた様で、視線に感づかれる。……そもそも分身≠ネのに、なぜこう受け答えが出来るのだろうか。
「そう云えば真人はどうして私の居場所が判ったの?」
「……ああ、それね? そんなの簡単だ。成層圏で意味も無くぶらぶらしてたら月から光る粒≠ェ降ってきたから、それを追い掛けてみれば竹林に…そしてその竹林に有った光る竹≠伐ってみれば、その中から輝夜が出て来たってわけだ」
「えっ」
一瞬、真人が何を言ったのか判らなかった。言葉≠ェ音≠ニいう刺激でしか認識出来ない。……なので真人が言った事を、覚えている限りで反芻してみる。
(もしかして…)
「じゃあ、私がどこから来たのか知ってるの?」
「月からだろ?」
「……はぁ…」
何を言ってるんだ≠ンたいな風にあっけらかんと言い放つ真人に、呆れる事しか出来無かった。……どうやら、私の出自は真人の中ではわりとどうでも良いことらしい。
……それでも、地上での生活は楽しくなりそうだった。
SIDE END
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ