【東方Project】編
065 蓬莱山 輝夜
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ので、そんな風に嘘を吐いた。それを聞いた肝っ玉母さん(仮)はと云うと…。
「そんな若い身空で良い子だねぇ…。……なんなら、うちの娘の婿にならないかい? おばさん、お兄さんなら歓迎だよ」
「ははは…」
俺の簡単に考えた嘘を、肝っ玉母さん(仮)は簡単に信じてしまっていた。……胸の奥でズキズキとした刺激を──無かった事に¥o来ない…目には見えない痛みを堪えながら、なんとか愛想笑いでやり過ごした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「けほっ、けほっ」
誰も居なくなって久しいであろ、伽藍とした平屋。戸を開けて舞い上がった土煙が気管な入って咳き込む。……あれから有った事を簡略して言えば、あの後肝っ玉母さん(仮)にこの集落の長を紹介してもらい、その長の同情心を煽っ──説得して誰も住んでいない平屋を借りた。
(さてさて、どうするか…)
悠々自適な、俺だけの一人暮らしならまだしも、今はそうではない。かぐや姫(仮)をちゃんと∴轤トるとするなら、何でも良いから手に職が欲しいところ。……それこそ、【竹取物語】──原典≠ノおける竹取の翁≠やっても良い。……この世界に竹取の翁≠ヘ居るかは判らないが。
(さてさて、どうしたものか…)
――「んん…」
「ぬっ…」
軽くこれからの展望について頭を悩ませていると、もぞもぞ、と背中に違和感。どうやら起、漸く起きたらしい。
……ぶっちゃけ、このかぐや姫(仮)を赤ん坊とは思っていない。……言い難いが、ある程度の年齢の女の子がそのまま──クスリの様なモノで小さくなった…そんな風に感じる。故に、見たまんまの赤ん坊≠ナはなく、どこぞの高校生探偵──頭脳は大人、身体は子供=Bそんな感じの女の子≠ニ解釈している。
閑話休題。
「……あなたが私を拾ったの?」
「そうなるな。えっと…」
「私は輝夜。蓬莱山 輝夜。呼び方は任せるわ。……私を拾ってくれた貴方は?」
「蓬莱山 輝夜、ね。まるで輝夜≠フ為に誂えた様な、良い名前だ。俺の名前は升田 真人。俺の方も好きに呼んでくれ」
「ふふっ、ありがとう」
かぐや姫(仮)──輝夜を背中に背負ったまま、自己紹介をし合う。
……そしてその自己紹介の途中で判った事がある。きっと、輝夜は男たらし>氛氓サれも天性の男たらしだと云う事が判った。……俺もハルケギニアでルイズやバレッタさんと良縁を結べていなければ、輝夜に骨抜きにされていた可能性がある。
(さすがはかぐや姫≠ニ云う事か…。……それに…)
なにがさすが≠ゥと云うと、原典≠ノおけるかぐや姫¥ュなくとも6人を魅了している。……そしてかぐや姫≠ノ名前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ