【東方Project】編
064 竹取物語(翁は出ない)
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だって? ははははは、ドライグも冗談が随分と上手くなったよな。……そんなドライグに逆に聞こう。ここ最近、俺が正気だった時なんて有ったか」
<はぁ…。……お人好しもほどほどにしておけよ?>
俺の質問返しにドライグは短く息を吐くと押し黙って、神器(セイクリッド・ギア)≠フ深くへと潜っていった。……別に正気を失っているわけでも無いし、ドライグもそれ>氛汢エの冗談を判っていて、俺がこの女の子を拾う≠ニ宣言した事よりも、俺の冗談に付き合い切れなくなって神器(セイクリッド・ギア)≠フ中に戻ったのだろう。
……ちなみに伐った竹は使い道が無いし、一本だけ伐採されているのも違和感があったので“大嘘憑き(オールフィクションで)”で、伐採℃ゥ体をちゃんと(?)無かった事に≠オておいた。
閑話休題。
「どうせこいつが月に帰るまでの数年の付き合いだ」
後になって思う。この言葉が俗に云うフラグ≠ニなる事を──この出会いがかぐや姫≠轤オき少女との千年超の付き合いの始まりになる事を、今はまだ──いくら神≠ノなれる身だとしても、知らない事だった。
SIDE END
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