【東方Project】編
060 おいでませ日生(ひなせ)村 その1
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。今の俺の格好を有り体に言えば、女装である。……ともあれ一口に女装≠ニ言っても、性転換%凾フ変身系スキルをぶちこみまくった。なので今の俺の身体は生物学的に見れば、最早女≠ニ言い切っても全然差し支えが無い。
「……さてドライグ弄り(ジョーダン)≠ヘそこまでにして──」
<……相棒が今のジョーダン≠どんな意味で言ったか幾つか問答したいところではあるが、まぁいい…。……どうやら相棒の目論見通りに釣れた@lだぞ>
――「クカカカカ、こんな月無き夜に哀れな女子また1人。可哀想にのぅ…親とはぐれてしもうたのかのぅ? ……だった儂がぬしの友人の元へと送ってやらんとのぅ?」
まるで下卑を極めた様な声が聞こえた。指先に灯っている光で相手の顏を確認しようと身体ごと後ろを向く。灯りに照らされたそこには、2.5メートルほどの茶黒い巨大な体躯。ギョロりと動きながら眼下の俺を見下ろしている血走った双眸。俺≠見て皮算用をしているのか、たださえ醜悪なそれを更に歪ませた口。1.5メートルほどの大きさを誇っている巨大な金棒。これ見よがしに側頭部から天に向かっている角。
……絵に描いた様な鬼が──妖怪≠ェそこには居た。
SIDE END
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