暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
059 目が覚めたら…
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=c。……ううん、聞いた事無いなぁ。……あ、そうそう、もし時間が有ったらウチの村に寄って行ってよ。 今の村にはちょっとした事情≠ナ男手が無いから、村の人も歓迎してくれると思うよ?」

「まぁ、知らないのも仕方ないと思うよ」

(世界≠キら違う可能性すらあるし…)

ちょっとした事情≠フ辺りでシホは苦虫を噛み締めた様な表情になるが、とりあえずは他所者の俺が首を突っ込んでいけない内容──所謂地雷≠ニ判断し、少なくともその地雷≠ェ俺に猛威を振るうまではスルーが吉としておく。

「でもシホの村にはお邪魔させてもらおうかな? 元々が往く宛ても無い旅だしな」

植生とシホの衣類──町娘風の丈の短い浴衣みたいな服を着ている事から地球の日本である事は判っているが、詳しい場所や年代は判らない。それを知る為にもシホの村に随行することにした。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「でね──」

シホは俺の村に往こう#ュ言を聞いたら大層喜んだ。で今シホに村への案内を頼んでいる道中。やはりシホはコミュニケーションに飢えているのか、会話を流れを絶やすのを善しとしなくて次々と話を飛ばしてくる。

「……シホは何で──」

「ん…?」

「……何でシホはそんなに嬉しそうなんだ? まるで人との会話に飢えているみたいだ。シホみたいな別嬪ちゃんなら、それは周囲から持て囃されているだろうに。……いや、単に気になっただけだから深く考えなくても良いし、気に障ったの謝るよ」

「……判っちゃうんだね…。……あ〜あ、上手く隠せてた思ったのにな…」

シホは図星を突かれた様な面持ちになる。そして1拍置いて(おもむろ)に話し始めた。……どうやら、シホの地雷≠踏んでしまったらしい。俺自身が地雷≠回避しようとしていたのに、自分から地雷源でタップダンスをしてしまい、尚且つその地雷を大爆発させてしまうとは思わなかった。

「私ね、村長に──お爺様に拾われた混じり子≠ネんだ」

「混じり子=c?」

何やら聞き慣れないワードが出て来た。混じり子=Aそのまま類推するならティファニア──テファみたいなハーフエルフみたいな存在で、どちらの存在──ハーフエルフの場合は人≠ニエルフ=Aどちらの存在からも忌避──ないしは迫害される事が多い存在。

……俺が居たハルケギニアでは、エルフと人間の国交を盛んにした≠フで、ハーフエルフと云う本来なら迫害されていたであろう存在もありふれていて、迫害される事も無かったが…。

閑話休題。

「……あ、お爺様を始めとした村の皆は優しくしてくれるんだよ。……それでもやっぱり皆との間に隔たりを感じる事も有るんだ。……でもね、真人にはそんな隔たりを感じないんだ、
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