リュカ一座 ACT8
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【鶴の恩返し】
むかしむかしある所に、動物好きの心優しいイケメンが居りました。
ある日そのイケメンが罠に掛かって動けなくなっている鶴を発見します。
心優しいイケメン:リュカ「うわデカッ! 鶴じゃないじゃん! これ……ラーミアじゃん!」
鶴と言い張る鳥:ラーミア(大鳥)「クケェ〜!」
心優しいイケメン:リュカ「わ、分かったよ……助けるよ、取り敢えずは」
鶴と言い張る鳥:ラーミア(大鳥)「クケェ〜!」
心優しいイケメン:リュカ「でも恩返しはしなくていいぞ! だいたい展開が読めたから……」
鶴と言い張る鳥:ラーミア(大鳥)「クケェ〜!?」
そう言って心優しいイケメンは帰りました。
(ドンドンドン!)
するとその日の夜……何者かが心優しいイケメンの家の戸を叩き尋ねてきました。
心優しいイケメン:リュカ「いらねって言ったのに……」
しかし居留守を決め込む心優しいイケメン……
(ドンドンドンドンドンドン!)
だが来訪者は諦めません。
いい加減お前が諦めろリュカ!
心優しいイケメン:リュカ「ちっ……何だよ!?」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「オッス、ラーミアだよ」
心優しいイケメン:リュカ「何の用だよ……恩返しはいらねって言ったろ」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「うん。だから恩返しはしないよ」
心優しいイケメン:リュカ「じゃぁ何しに来たんだよ!?」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「交尾!」
誰だよこのアホに鶴の役を与えたのは!?
心優しいイケメン:リュカ「お前それじゃ“鶴の恩返し”にならないだろ!」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「でもラーミア、鶴じゃないよ! だから良いんだよ!」
心優しいイケメン:リュカ「いやいやいや……お前は鶴じゃ無いけども、本当は鶴って事で恩返しをするんだろ!」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「でも鶴だって言っちゃいけないってミニモンが言ってたゾ!」
心優しいイケメン:リュカ「いやそうなんだけど……本当は鶴で、でも鶴である事を隠し、そして昼間助けてくれた青年に恩返しをするのがこの話だろ」
鶴だけど秘密の女性:ラーミア「でもラーミアは鶴じゃないし……ラーミアはラーミアなんだゾ!」
えっと………
なんだかグチャグチャな状態で夜は更けて行きます……
鶴が恩返しをしたのか、それとも交尾をしたのかは不明という事で……
め、めでたしめでたし
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