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魔法少女リリカルなのは 桜色の星光と黒き月光と紅い炎
第一話
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茶碗を受け取ったところで先程から気になっていた事を聞く。


「あの子なら論文がどうとか言って飛び出してったよ。朝くらいゆっくり食べていきと言うてんのに……」


「はは……」


小さく笑ってから桔梗もゆっくりと朝食を食べだす。時間にはまだ余裕はある。せめて今生は楽しめることを楽しもうと、自分に言い聞かせながら。










「それじゃ、いってきます」


「はい、いってらっしゃい」


義祖母に見送られて桔梗は家を出た。


「…………」


庭を抜けて路地に出た時、不意に桔梗は空を見上げた。



━━━━そこには何の変哲も無い青い空と白い雲。何年……何十年経っても変わらない春の空。その日も海鳴市の空は晴れていた。



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