『茉莉花』
[8]前話 [2]次話
どんな闇に飲み込まれようと足掻き続ける。
這いつくばってでも闇を裂く。
例え闇から闇に行くことになっても。
それでも生きてく。
生き抜いてく。
貴女との約束だから...
眠れない夜を幾度も越え続け、どんなにイタミに襲われ続けても、生き抜いてく。
今の状況や立場、環境など理由は何とでも言える。
でも本当の本当の強い理由は綺麗事じゃない。
ただ、貴女との約束だから...
ほらやっぱり僕は最低だ。
結局、今は此処に存在しない貴女に今でもすがりついてる。
貴女を想う想いが消えないのは何故だろう。
貴女を想う想いが強く強く、いつまでも強く募ってくのは何故だろう。
僕にとって大事なものは増えたんだよ?
あの頃と違って大人になったんだ。
きっと貴女より大事な存在は此の躰から産まれた天使なんだ。
それでも...それでも...
何故なんだろう。
何より誰より、あの頃の貴女の言葉に生かされてきた。
僕には大切に想う何かが、誰かが、あの頃より増えたんだよ。
貴女は其れを『良かったね』って優しく微笑んで頭を撫でてくれるかな?
あれからどれだけ、貴女に逢いたいと祈り続けただろう。
夢の中の貴女はあの頃の貴女のままで温かい...
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ