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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
コラボ編 Cross over the various world
Story-cross1-13 いざ、救出へ
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「だいぶ奥まで来たな…………結構暗い」

「でも、モンスターとのエンカウントはしてませんし、このまま行けば何とかなると思いますよ」

「ユキ、油断は禁物だ。警戒だけは怠るなよ」

「分かってますよ」


さらに暗くなる洞窟。もう明かりなしでは見えないほどに。

「暗すぎだ……何も見えん」

シャオンが明かりを灯すと、視界が明るくなった。

「広っ!?」

「何だここは…………」

『何かありそうね』


3人が口々に感想を述べていると、奥から一人の男が。
姿を見たことのないシャオンでも誰だかすぐに分かった。

「sorrow…………」

「やっぱり君たちならここまでたどり着くよね。まぁ、そうしてくれないと興ざめだし」

「今度は何を企んでいる?」

ユキが問う。

「簡単さ。そこの男の子を操り人形にしようと思って」

「フローラさんだけでは物足りない?」

「女の子、名前フローラって言うの? あまりにも弱すぎるし言うこと聞かなかったから痛め付けておいたよ。

ほら」

sorrowの横にポリゴン片が集まり、sorrowは形作られたそれをシャオンたちの方へ蹴り飛ばす。

「フローラ…………!!」

ボロボロの衣服を身に纏うフローラ。

「助けに……来てくれたんだ…………待ってたよ…………」

「……………………」

半分放心状態になるシャオン。

――予想通り

そう確信したsorrowはユキ、クロエと相対する。

『…………!!』

ユキとクロエが臨戦体勢に入ろうとするも…………

「無駄だよ。《言葉紡ぎ》の能力で君たちの能力を封じた。まぁ、戦おうと思えばフローラと合わせて2人が限界なんだけど。

見たところ男の子の方は放心状態で戦えそうにないみたいだし……僕の勝ちだね。

ユキ、君は僕に勝てないよ。そんなに足を震えさせていたら」

「くっ…………」

――不味い…………このままだと…………


ガキィィィン!!



突如鳴り響く剣音。


「…………ざけるな」

「な…………なぜ…………!?」

あまりに突然過ぎて、絶句するsorrow。

「ふざけるな…………! お前は……命を、人を…………何だと思ってるんだ!!!」


瞳の色は水色。服の色は蒼ベースの6色ライン入り。
剣の色は蒼。

凍るほど冷たい空気を纏いながらも、強く、そして確かに燃える心。

ステータスが上がっても一度も使わなかった、その状態。

瞳に激昂の色を灯した……最高速度のシャオンがそこにいた。















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