暁 〜小説投稿サイト〜
元虐められっ子の学園生活
祭りの必要事項
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ケール小さい処か極小じゃねぇか。

「じゃあ次は…」

「それは校内のみですか?
地域の方々への打診は?例年、地域との繋がりと言う例を掲げている以上、参加団体の削減は避けないと。それから、ステージの割り振り、開演のスタッフ打ち合わせなど、タイムテーブルを一覧にして提出してください」

「わ、わかりました」

流石だ。
ここまでわかっている人間が上にいるだけでやるべきことも指摘できる。
更には急いでほしいと言う言葉も巧みに表現して伝えている。
回りからも雪ノ下を称賛する声がちらほらと聞こえてくる。

「では、次に記録雑務ですが、当日のタイムスケジュールと機材の打ち合わせなど、作業のタイムテーブルを出しておくように」

「……」

周囲の鼓舞は上場…しかしあの女の影が薄まってきている。
何かしらの企てとか考えそうで不安要素が浮上するな…手を打っておくか。










―――更に翌日。
まだクラスにいた俺は、同様に未だにいるあの女、相模に目線を向ける。
取り巻きのような二人と楽しそうに会話しており、黒板の前で打ち合わせなどしている海老名達など目もくれていない。

先ほども由比ヶ浜が委員会に行くように言ったのだが、普通に断っていた。
俺は溢れ出る殺意を押し込めながら、海老名の方へと歩いて行く。

「海老名。聞きたいことがある」

「何?ハヤハチの成り行き?」

何でこの女はここまでオープンなのだろうか?
だからと言って嫌になるわけではないが。

「済まないが真剣な話だ。
今日やる予定だったスケジュールを教えてくれ。
今やっていることの前に行ったことと、今日これからすることも」

「どしたの急に?別に良いけど。えっと――――――」

「――――――そうか。
時間を取らせて悪かった。
一応先生から聞いていると思うが、俺はクラスに手伝いに行ける状態では無くなりそうなんだ。
埋め合わせはするつもりだが、その場合なるべく安易な用件にしてもらいたい」

「ホント!じゃあ考えとく〜……ぐへへ」

本当に安易な用件であることを祈る……。
俺はニヤニヤする海老名を後ろに、会議室へと向かうのだった。




「ごめんね〜…私が頼んだんだ〜…融資団体足りないってことだったから…」

会議室に到着するなり、少数の人だかりが出来ていた。
中からは生徒会長、城廻先輩の謝るような声が聞こえる。

「すまん、通してくれ」

人混みを別けて中へと入ればそこには訝しげな目で対象を見る雪ノ下と笑顔で余裕そうにする対象者である雪ノ下の姉がいた。

「……」

俺は無言で自分の席へと歩いて座る。
確かに険悪なムードではあるものの、あれは雪ノ下の身内の問
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