掃除屋が射抜く! 6
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な、いつの間に!)
「お前、ナイトレイドか?」
アレクは淡々と問う。
「……」
少年は沈黙した。
「…ふーん」
アレクは何か納得したように仮面の奥で笑うと首横に向けた刃を懐に納めた。
「まあ、少々詰めが甘いがギリギリ合格点としようか…」
「な!」
少年はアレクが刃を納めたのに驚いたのかそのまま振り向いた。
そこには勿論緑色のマントを被った方目だけ空いた仮面の着けたアレクが立っていた。
「おいおい、もし俺が刃を納めたのがフェイクで振り向き際にお前を切り捨てたらどうするんだ…減点20…」
呆れるアレクだが、少年はいきなり現れたマントの男に驚いた表情だった。
「な、何者だ!あんた!」
「少し人の話を聞いてほしいが…まぁこの際いいや…まずはさっきの俺の問いに答えたらどうだ?少年」
「答えるわけねぇだろ!敵かも知れねぇのに!」
「…確かに…まあ、まずまずだろう…」
溜め息混じりにやれやれと首を降る。
「場所を移動しよう。ここにいては警備隊が騒ぎに気づいてしまう」
「お、おおそれは確かにな…」
案外素直に納得した少年にやや呆れているアレクがいた。
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