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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
漆黒の血濡人VS哀しみの英雄
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だ?アイツ何か髪が長くなったぞ!?」
ライトが言うと、俺は言う。
「アレはダークさんのエンサイクロペティアですね。意味は確か……百科辞典だった気がします」
「百科辞典……?ダークがか?」
リンが解せぬ様な顔をすると、俺は言う。
「図書館とか、面倒だからじゃないですか?実際、アレを見るのは久方ぶりですけどね」
言うと、未来ライトが言う。
「……どういう能力だ?神であるお前なら何かしら在るだろう?」
「求められては仕方ないですね」
すると、リンとライト、その他SAOプレイヤー達が集う。
「んんっ。ダークさんの能力、エンサイクロペティアは原典から本物をそのまま自分に付与する能力です。基本的に物語の英雄などが基本ですが、ダークさんの場合、宝具等、本来なら解放できない筈の物を、そのまま出せる事が出来るんです。つまり、本物をコピーするのではなく、そのままそっくりに写しにするんです」
すると、ミヤビさんが分かってたかの様に頷く。
「……と、言うわけです。実際、アレと戦って勝った覚えは在りませんよ」
「タツでもか」
レイトが質問してくる。
「リペレイト・ゼウスとのコンボでね……。それでも勝率は五分だから勝てるときは勝てるんですが」
俺は言うと、口を開けているメンバーを他所に、ダークさんの戦いを見ていた。

ダークサイド

「ラアッ!!」
殴りかかると、障壁が展開する。
「無駄です」
腕にゴリバゴーンを付けたユキの攻撃に俺は合わせるようにエンサイクロペティアを起動させる。
「トレース!」
キーコードを言うと、額に瞳のような物が現れる。
「何をしようと!」
ゴリバゴーンごと俺に殴り掛かるが、受け止めて下に受け流す。
「なっ!」
「オメガゲイン……在るんだろ?けど、其処らのもんと一緒にすんなよ三下ぁ!」
五視万能スペクテッド。
洞視、遠視、透視、未来視、幻視の「五視」の能力を持つ。そこにーーーー。
「答えを出す者とオメガインフォース、赤緋眼等を併用すればどうすればいいか解る完全無欠の未来視を見ることが出来る」
当たり前の様に言うと、バリズンソードにスイッチ全てを籠める。
「……ったく。トレース!」
キーコードを言うと、ユキがバリズンソードを振るう。
それを。
「あいよっ!」
陰陽剣・西海道虎鉄+雲散霧消でそれごと消した。
「んなっ!?」
「焦りは禁物だぜ?」
それに続くように神羊の金剛、牛頭王の琥珀、龍蛇の水銀を召喚。
「くっ!」
全域に障壁を出すユキ。しかし、次元喰いに効くわけが無い。
龍蛇の水銀はそのまま喰い破り、そこに神羊の金剛と牛頭王の琥珀が攻撃を仕掛ける。
「クッ!」
オメガゲインで避けるユキ。が、答えを出す者で読んでいた!
「トレース!」
途端、右手にチャージスピア、左手に
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