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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
漆黒の血濡人VS哀しみの英雄
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て、俺は舌打ちをした。
「悪く思うなよ!」
フォトンブラッドを終末捕喰で喰らい尽くすと、すぐにアルンを最生成。
そして、案の定神力切れを起こした。
「チャンスです!」
ユキは赤い爆炎を球状にして溜める。
「……ピンチがチャンスって知らねぇのかよ!神力はねぇが魔力はたらふく有るんだよ!!」
それを叫ぶと某翡翠に睨まれた気がするが置いといてリキッドを発動。
暗黒の片刃を手に持っている時だけは完全に無効になるため、そのまま腕に絡まり、地面に伏させる。
「ぐっ!」
「あめぇよ!」
が、すぐにユキがファイズブラスターを取り出して撃ってくる。
「うおっ!」
「両手を塞ぐべきでしたね!いきます!」
起き上がるとそのまま蹴りを放ち、俺を民家に吹き飛ばす。
「魂・ライダーキック……!」
「痛ぇ……」
ガラガラと音をたてて俺は立ち上がる。
「こっからは本気で行く」
ユキの雰囲気が変わり、ノーモーションで回し蹴りを放つ。
「ッ!!」
腕で防ぐと、そのまま隣に数家吹き飛ばされた。
「でたらめだなぁ……」
「誉め言葉です」
ギロチンカッター宜しく首を狙ってきたユキを避けーーーー剣を失ったことに気が付く。
「最初からそれが狙いかよ!」
「じゃなきゃ、貴方となんてやりあえませんから」
さもありなんと言うユキに対し、結局使わないと誓ったあの能力を使うことに決めた。と言うか使うことを躊躇してるとマジで殺される。
「つーてもあれ使うの久しぶりだし……」
「ハアッ!」
ブツブツ呟いていると、ユキの一方的連撃が思考を停止させる。
「余所見ですか?」
「洒落になんねぇよ……!お洒落なのは熊野だけで充分だっつうの!」
叫び返すと、ようやく髪が銀色に戻る。タイミングがいいと言うか……ああ、もう、出来れば使わずに終わらしたいのだが……。
「アアアアアアアアアッ!!」
……無理だな。
俺は観念すると、ユキの連撃を食らって吹き飛ぶ。
「……もう終わりですか?」
「ああ、終わりだよ」
瓦礫に埋もれて言う。
「ならば……「但しお前の終わりでな」え……?」
途端、俺の髪が長くなり、目を銀色にする。
「権限接続、ネットワーク回線良好、ラグ無し、リンクフルオープン」
瓦礫から立ち上がると、首を捻る。
「痛い。ものすごく痛いが……ま、駄賃だと思えよ?」
すると、ユキがにらむ。
「……ダークさん、それは何だ?神能力ではないだろう?」
「勿。コイツは俺の能力『エンサイクロペティア』。元々ミヤビの能力をベースに……と思ったが特殊過ぎてな……、そんで色々あって手に入れたのがコレさ。ま、正直使うのには抵抗と条件が在るから使わないんだけどな……」
俺は説明すると、一気に接近して殴りかかった。

第三者サイド(タツ)

「うっわ、何
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