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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
第4話
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トローラーだ。こいつにはウイルスが組み込まれており、これをGコンの接続部分に付ければオレでもGXが操縦可能になる。
オレはコントローラーを接続部分に取り付け、GXを起動させた。そのまま操縦桿を前に倒し、GXを立ち上がらせる。


「バカな!なぜあの侵入者がGXを操縦できる!?」


オレがGXを起動させているのを見てあの警備員達がそう叫んでいた。というかあいつらGコン持ってなかったのか。となるとこいつは解析か改造を施す予定だったのか?
計機をいじくりデータを確認してみるとこの機体の型式番号が表示された。


          GX-9900 NT-003



どうやら、唯一行方不明だった3号機らしい。原作崩壊にはならずに済むみたいだな。よし、まずは脱出しますか。
そうしてオレはプレストバルカンを発射し、搬入用らしき扉を破壊し脱出した。
そうして外に出てみるとそこにいたのは警備に出ていたMS、DT-6800 ドートレス計5機だ。
………ヤバいな。こっちの武装はプレストバルカンと大型ビームソードしかないぞ。
そう考えていると、ドートレス全機がマシンガンを発射してきた。オレはそれを上空に逃げることで回避した。この状況だとやるしかないな。
オレは敵が反応する前にプレストバルカンを下のドートレス目掛けて放った。
5機の内4機は避けることができたが、その内1機は避けきれずバルカンが直撃し爆発した。そして地面に着地し、背中から大型ビームソードを引き抜く。4機のドートレスはGXを囲むように陣形を展開し、一斉にマシンガンを発射してきた。
攻撃を集中すれば倒せると思ったんだろうが甘いな!
オレはすぐさまバーニアを吹かせ、マシンガンを避けながら4機の内1機に突っ込んでいった。少し被弾したがさすがはガンダムといったところか全く損傷はない。その勢いでビームソードを敵のコクピットに突き刺す。敵機は爆散せずに、後ろ向きに倒れていった。
残り3機はうろたえている様に見えたが、2機がビームサーベルを抜き、左右に分かれこっちに突っ込んできた。動いていない残り1機はオレに向かってきた2機をアシストするためか、マシンガンを撃ってくる。
オレはマシンガンの弾丸をプレストバルカンで撃ち落とし、片方のドートレスのビームサーベルを後ろに跳ぶことで避け、ビームソードで真っ二つに横薙ぎにした。
ドートレスは爆発し、もう片方の敵は爆風の衝撃で一瞬動きが止まった。その隙を見逃さず、敵に突撃をかけ、ビームソードで敵機を切り裂いた。そのまま方向転換し、最後の敵ヘ飛んでいく。
最後の1機はマシンガンを狙いもつけず乱射してきた。味方が全滅し、気が動転したか。だが、攻撃してくるなら容赦はしない。
マシンガンの雨を必要最低限の動き
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