ワールド・プレディート〜クロスクエスト〜
ワールド・プレディート
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か!?」
突然喚きだした少年。
この人物は――――世界の命運すら、己の遊びにしか考えていない。《白亜宮》の王たる《主》が司る《惟神》、《背徳》の第五位、《残虐》のアマミヤカガトとはそう言う様に『創られた』存在である。
「……まぁいいや。引き続き仕事頼んだよ」
「御意に」
片手を上げるアマミヤに、《観測者》もまた答える。分身であるとはいえ、彼も《主》の一部なのだから。
「行こうか、久雅さん」
「はい」
金色の瞳の黒髪の少女に告げ、彼女の力でこの地を去る『五番』。それを見送って、《観測者》はため息をついた。
「はぁ……」
ああ、彼の手によってこの世界が滅ぼされるようなことなど、在ってはなるまい。この世界に住むすべての人々の幸福を願ってやまない《観測者》は、一つ呟くのだ。
「時よ、止まれ……お前達は、美しい」
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