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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第七話「燃え上がれ!帝都・後篇」
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に多数の機影を確認した!」
疾風が叫ぶ。レーダーには巨大な機影が幾つも現れる。それは、地面を突き破って次々と現れた。
「ポート級か……!」
疾風は前方の影をにらむ。そう、あれはポート級こと要塞級であった。おそらく、ゲッターが原因で救援に駆けつけたのであろう?
「要塞級が……さ、30?」
赤城は次々としぶとく出てくる敵に呆れた。
「今日のところはデカさで勝負しようとしているらしいな?」
疾風が残忍に笑む。
「へっ!そんじゃあ最後もやっぱアレで適当に片づけとくか?」
俺はニヤニヤしたままゲッター1へ変形しようとしたが、
「待て待て?ゲッターのGだと強化装備じゃ厳しいぞ?一旦唯衣たちを隣のゲッターに預けてもらえ?」
と、疾風。やばいやばい、忘れてた。そういや強化装備のスーツじゃゲッターのGには女性だと耐えきれないな?
「一文字さん!この二人を頼みます」
俺は九州ゲッターに無線を入れてほかの二人を預けてもらうよう頼んだ。
『どうした?紅牙……』
無線からは紳士のようなクールでカッコいい声が聞こえた。これが一文字さんだ。
「一文字さん、二人を連れて先に行ってください?まだ連中がしぶとく出てきますんで、ゲッタービームで一掃しておきます」
『わかった、くれぐれも帝都を全壊させないでくれよ?」
「半壊ならいいっすね?」
『いや……半壊もどうかと……』
と、九州チームは先に戦線の離脱し、残った俺たちは要塞級の群れへと振り向いた。
「行くぜぇ!ゲッタービームッ!!」

翌朝、次に唯衣が目を覚ました場所はとある救護テントの中だった。
「ここは……」
そういえば、昨夜に起こった眩い光が無数の要塞級を飲み込んで……それ以降はあまり記憶にない。
「気が付きましたの……?」
隣のベッドに横たわる山城が、唯衣に尋ねた。
「山城さん?」
「京都駅で、命からがら助かりましたわ?」
「和泉は……?」
「外へ出ておりますわ?たそがれながら「やっぱり忠道君が運命王子様だったのね?」とか妄想にふけっておりましたけど?」
(夢じゃなかった?じゃあ教官は!?)
「山城さん、教官は?」
「無事に生還して軍に復帰しているころでしょう?」
「よかった……で、ゲッターチームの人たちは?黒銀様はどこに?」
「黒銀さんたちは今頃研究所へ戻っているころでしてよ?そこまでの詳細は知りませんわ」
「そう……」
またすぐに会えると、唯衣は思いテントから外へ出た。そして崩壊した街並みを見つめる。BETAによる被害ではなく、ゲッターがBETAを撃退するのに巻き込まれたための被害だ。幸い犠牲者は居ず、不幸中の幸いであった。
(この世界は……滅びの道へと歩んでいるというのか?いや……ゲッターがある限り我々人類にはまだ残された希望があるはず。しかし、ゲッタ
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